運転へ向けた活動が止められている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」で、過去に未点検とされた機器のうち依然5000個近い機器の点検が実施されていないことがわかりました。3月4日の原子力規制委員会の定例会合で報
しんぶん赤旗
苦闘続く福島第1原発 現場のいま・・汚染水に追われ遠い廃炉
構内の森や桜並木は切り倒され、灰色のタンク群が広がります。水素爆発で大破した原子炉建屋は姿を変えましたが、内部の放射線量は依然高い。事故から間もなく4年。東京電力福島第1原発は汚染水対策に追われながら、遠い廃炉への道を
規制委審査ビデオ放映・・福井・高浜町民に向け
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働に同意を迫られている高浜町は3月3日、原子力規制委員会の審査概要をまとめた町民向けの説明ビデオを町有線テレビ放送で放映開始しました。住民説明会開催に否定的な野瀬豊町長が
福島第1の汚染水流出・・屋上と別に流入源か
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機の原子炉建屋山側にある大物搬入口屋上にたまった放射能汚染水が、排水路を通じて港湾外に流出していた問題で、この排水路に屋上とは別のルートから汚染水が流れ込んでいる可能性が
“大震災・原発事故4年”被災者の声・・帰りたいけど帰れない 伊藤吉夫さん(73)、天野正篤さん(76)/福島・双葉町
東京電力福島第1原発5、6号機の所在地である福島県双葉町は帰還困難区域が大半を占めます。町民のうち3000人近くが北海道から沖繩まで県外に避難し、4000人以上が福島県内に避難しています。 伊沢史朗町長は2月13日、
川内 再稼働させない 九電本店前・・住民説明会開催を 福岡
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対し、九電に住民説明会の開催を要求する「福岡九電本店総行動」が3月2日、福岡市の九電本店前で行われました。鹿児島県内の93団体でつくる「ストップ再稼働!3・11鹿児島集
福井から再稼働ノー 20万超えた署名・・さらに広く 県集会
「高浜原発再稼働反対、大飯(おおい)原発再稼働反対」。東京電力福島第1原発事故の発生(2011年3月11日)から、もうすぐ4年となる1日、「3・11さよなら原発福井県集会2015inふくい~メモリアルアクション原発のな
“大震災・原発事故4年”被災者の声・・農地の除染まだなのに 福島・南相馬市 高崎次雄さん(68)、荒木千恵子市議(65)、渡部寛一市議(62)
福島県南相馬市は東京電力福島第1原発から20キロ圏内が大半の小高区、20〜30キロ圏内が大半の原町区、30キロ圏外が大半の鹿島区に分かれています。 震災・原発事故以前は10ヘクタールの田んぼで作付けをしてきた原町区北
“福島に生きる”井戸200本で安全確保・・新協地水株式会社取締役会長 谷藤 允彦さん(72)
谷藤允彦(たにふじ・よしひこ)さん(72)は、福島県郡山市で地質や地下水を調査する会社の会長です。 「地質調査業は、測量・設計業界の一部門や付属部分と見られてきましたが、独立した業界として認知されるようになりました」
常磐道が全線開通・・南北分断 解除
東京電力福島第1原発事故などの影響で工事が遅れていた常磐自動車道が3月1日、全線開通しました。事故により、南北に分断された原発周辺地域が高速道路で結ばれました。 開通したのは、最後の工事区間だった常磐富岡インターチェ
汚染雨水流出に、「深刻に反省を」・・規制委が東電社長に
原子力規制委員会は2月27日、東京電力の広瀬直己社長を原子力規制庁に呼び、原発の安全をテーマに面談しました。田中俊一委員長は福島第1原発で汚染された雨水が外洋に流出していた問題について「少し深刻に反省しないといけない。
川内1号機の再補正書提出・・九州電力 & タービン建屋1階で漏えい・・福島原発4号機
九州電力は2月27日、再稼働を目指す川内原発1号機(鹿児島県)について、最終的な審査に必要な「工事計画認可」の再補正書を原子力規制委員会に提出しました。2号機分と、1、2号機共通の「保安規定変更認可」の再補正は3月末ま
原発事故後、福島の渓流のことが心配・・「福島県で釣りを楽しむ会」らが調査
のぼる 少しずつ春らしい天気になってきたね。暖かくなると、父さんと行った渓流釣りを思い出すよ。 ■愛好家らが調査 晴男 よく行ったな。イワナ、ヤマメ、アマゴ、ニジマスなどを夢中で追いかけ、ベストポジションを見つけると
意識改善図られず・・汚染水流出 福島県が批判/第1原発
東京電力福島第1原発で汚染水が排水路から外洋に流出していた問題で、福島県や周辺自治体などでつくる廃炉安全監視協議会は2月27日、現地で流出経路などを調査しました。東電が排水路の放射性物質濃度を公表していなかったことにつ
再稼働反対 海汚すな ・・反原連が官邸前抗議行動
首都圏反原発連合(反原連)は27日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。福島第1原発で放射能汚染水の外洋流出が大問題になっているにもかかわらず、原発再稼働に突き進む安倍晋三政権。冷たい強風が吹きつけるなか、1300人(主
志賀原発の断層評価 次回は専門家で
原子炉直下などを通る敷地内の断層が活断層ではないかと指摘されている北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)について、原子力規制委員会の専門家チームは2月27日、第5回の評価会合を開催。北陸電の説明が今回で終わり、次回会
汚染水流出 規制委が事実上放置・・福島第1 1年超、排水路から海へ
東京電力福島第1原発の2号機建屋屋上から排水路を通じて高濃度の放射能汚染水が海洋に流出する状態が長期間続いた問題で、原子力規制委員会が1年以上前に問題を知りながら、東電に流出を防ぐ対策を取らせてこなかったばかりか、測定
新たな汚染水漏れ・・管理でも「封じ込め」でもない
2011年3月11日の事故発生からまもなく4年を迎える東京電力福島第1原発で、放射性物質で汚染された水が海に漏れだしていることが相次いで明らかになり、漁業者などから批判の声が上がっています。なかでも2号機の原子炉建屋の
経産省前テント地裁が撤去命令・・脱原発グループ & 汚染土の搬入受け入れ伝達・・中間貯蔵で福島知事
経産省前テント地裁が撤去命令・・脱原発グループ 経済産業省の敷地内に設置された脱原発グループのテントについて、国が不法占拠だとして代表者2人に撤去などを求めた訴訟の判決が2月26日、東京地裁でありました。村上正敏裁判長
“原発事故 4年”国・東電の営業損害賠償打ち切り「素案」怒り噴出・・営業先の見通し立たず
東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から3月11日で4年、事故収束の見通しは依然立たず、福島県では約12万人が避難生活を強いられています。そのなかで国と東電が昨年暮れ、営業損害賠償打ち切りの「素案」を突然発表。業界な