東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故から3年。今年の「3・11」は、「原発ゼロ」を求める国民世論と、原発の恒久化をもくろむ安倍晋三政権との正面からの対決の中で迎えます。3年前の原発事故が起きた11日をはさんで、首都・
原発
原発ゼロ、平和求めて・・JCJ集会 震災遺構など報告
東日本大震災から3年を前に「原発ゼロへ、平和を求めて」をテーマに、日本ジャーナリスト会議(JCJ)は3月2日、「3月集会」を東京都千代田区で開きました。 専修大学文学部教授の山田健太ゼミナールの学生は“自分たちの目で震災
「福島を忘れない」・・原発ゼロの未来つくろう 名古屋大集会

東日本大震災・福島第1原発事故の発生から3年を控えた3月2日、名古屋市で「3・11さよなら原発in愛知 明日につなげる大集会」(同実行委員会主催)が開かれました。会場を熱気で包んだ1500人の参加者は、集会後に市内をパレ
配管弁をすべて施錠・・福島第1 汚染水漏れ東電が防止策
東京電力は2月28日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で100トンあまりの高濃度汚染水がタンクから漏れた問題で、再発防止策を発表しました。 水漏れは、満水状態のタンクにつながる弁が本来閉まっているはずなのに開いていた
川内原発近く活断層か・・市民団体発見 九電に調査要請/鹿児島

九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)周辺の断層を調べている市民団体「川内原発活断層研究会」と立石雅昭新潟大名誉教授(地質学)は2月28日、「原子炉から東へ800メートルのところで活断層の疑いがある断層を発見
放射線量測定の位置情報に誤り・・規制委公表
原子力規制委員会は2月28日、福島第1原発周辺の空間の放射線量を継続的に測定している地点に関して、一部に住所や緯度経度の誤記が見つかったと発表しました。全地点について精査を行い、訂正作業をおこなうとしています。 規制庁に
被ばく最大32ミリシーベルト・・福島第1 4号機燃料作業で東電試算
東京電力は2月27日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールで行われている燃料取り出し作業について、完了するまでの作業員の被ばく線量は最大で約32ミリシーベルトに上るとの試算を明らかにしました。 東電によると、取り出した
官邸前行動「エネルギー基本計画 政府案撤回を」・・再稼働ありき、怒る

首都圏反原発連合(反原連)は首相官邸前抗議行動を2月28日、行いました。参加した2000人(主催者発表)は、エネルギー基本計画の政府案で原発を「重要なベースロード電源」と位置づけて再稼働を推進する安倍政権に、怒りの声を上
街と市民の命守るために 大間原発差し止め訴訟への思い・・工藤春樹函館市長に聞く

全国で初めて自治体による原発差し止め訴訟を起こす北海道函館市の工藤春樹市長に、思いを間きました。同市は、電源開発と国を相手どり、建設中の大間原発(青森県大間町)の建設差し止めを求めます。 3・11以前は私自身も「安全神
原発増設、近く合意へ・・インド・ロシア
【ニューデリー=時事】インド外務省は2月26日、南部タミルナド州にあるクダンクラム原子力発電所3、4号機の増設について、近くロシア側と合意に達するとの見解を示しました。両政府は2007年に増設で基本合意しましたが、原発事
玄海廃炉へ追加提訴・・新たに351人「原発なくそう」/電気料金が過去最高

九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の廃炉を国と九電に求めている「原発なくそう!九州玄海訴訟」の第9次提訴が2月27日、佐賀地裁であり、新たに351人が原告となりました。原告総数は7488人となり、全国の原発訴訟では最多です
“原発トラブル隠し”86件 衆院予算委・・笠井氏が「エネ計画」案撤回要求

日本共産党の笠井亮議員は2月27日の衆院予算委員会で、原子力規制庁が福島第1原発の事故後、199件のトラブル・事故を把握しながら、過少に報告する“トラブル隠し”をしていたと告発。政府が取りまとめた「エネルギー基本計画」案
事故時の跡、今も・・東電、中央制御室を初公開

東京電力は2月26日、福島第1原発1、2号機の中央制御室を報道各社に初めて公開しました。津波で電源を失い、運転員が暗闇の中、原子炉の水位を「+40cm」「+50cm」などと計器の横に書き留めた跡が今も残っていました。 中
汚染水漏れ 警報を放置 「稚拙なミス」・・規制委員長 「東電の体質問題」
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でタンク上部から高濃度の汚染水約100トンがせき外に流出した問題が、2月26日開かれた原子力規制委員会の定例会で報告されました。委員から東電の対応に「極めて稚拙なミス」など批判
ベースロード電源・・原発事故の反省、忘れたのか
「福島原発事故の後、原発を動かすことは、犯罪的です」「原発を即時ゼロとすべき」「原発も戦争もいやです。子どもや孫を死なせたくありません」―。経済産業省が行ったパブリックコメント(意見公募)にこうした声が相次いでいるにもか
エネルギー基本計画政府案・・福島は置き去りか

東京電力福島第1原発事故から3年を目前に安倍晋三政権が発表した「エネルギー基本計画」案は、いまだに14万人が避難生活を送っている現実を直視せず、原発推進・再稼働へと突き進もうとしています。 (金子豊弘、佐久間亮) 原発
“規制委員会 審査の現場から”・・財産保護を“指南”/福島第1 4号機プール冷却一時停止
2月25日の原子力規制委員会の新基準適合性審査で、関西電力は大飯原発の原子炉格納容器で火災が起こった時の対応で、格納容器全体に水を散布するスプレーを基本にすると説明しました。 これに対し、規制委の更田(ふけた)豊志委員は
福島第1原発 汚染水漏れ・・弁開けっ放し、東電指示、2カ所10カ月間

東京電力は2月24日、福島第1原発で100トンあまりの高濃度汚染水がタンクから漏れた問題で、配管に取りつけられた三つの弁のうち二つは、昨年4月から開いた状態だったことを明らかにしました。東電の汚染水管理に対する態度の甘
言葉遊びやめ 原発ゼロに ふくしま復興共同センター・・「基本計画」案撤回求める

東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、タンク上部から大量の高濃度放射能汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会の汚染水対策検討部会の会合が2月24日開かれ、背景にタンクの水位管理の仕方に問題があると批判されま
原発「重要な電源」明記 政府「エネルギー基本計画」案・・再稼働・核燃サイクル推進
安倍晋三内閣は2月25日の原子力関係閣僚会議で、中長期的なエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」の政府案を決定しました。原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、原子力規制委員会の基準に適合した場合は「再稼働