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汚染水が地下浸透か 福島第1 100トン流出タンク

 東京電力福島第1原発で、タンクからせき外へ高濃度の放射性物質を含む汚染水約100トンが流出した事故で、東電は3月19日、タンク近くの観測用井戸で採取した地下水からストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり120ベクレル検出されたと発表しました。東電は「流出した汚染水が土の中に浸透した可能性がある」と説明しています。

東電によると、この井戸はタンクから東に約60メートルの場所にあり、深さは約10メートル。今後、継続的に放射性物質濃度を測定するといいます。

同原発では2月20日、護岸から約700メートル西側のタンクから汚染水がせきの外へ流出していたことが判明。汚染水にはベータ線を出す放射性物質が同2億4000万ベクレル含まれていました。満水に近い状態だったにもかかわらず、汚染水を受け入れるための弁が開いた状態だったため、外部へ流出。警報が鳴りましたが、東電が直接水位の確認作業を行わなかったことも流出量拡大の原因となりました。

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