「再稼働にお金をかけるのなら汚染水対策や廃炉にかけるべきだ」。福島県相馬市で15歳のときから漁にでてきた漁師の安達利郎さん(62)は、300トン以上の汚染水が海に流れ出していた問題が新たに浮上した東京電力福島第1原発事故
しんぶん赤旗
昨年3月以前の汚染水ダンク・・耐用年数の記載なし/残留水処理装置から水漏れ
東京電力福島第1原発で貯留タンクから大量の放射能汚染水が漏れた問題で、汚染水を保管しているタンクのうち昨年3月以前に設置したものは、仕様書に耐用年数が記載されていないことが9月12日明らかになりました。同日開かれた原子力
福島第1で9500ベクレル検出・・1号機海側の井戸から
東電発表 東京電力は9月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)1号機タービン建屋海側に新しく設置した観測用井戸で11日に採取した水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)を1リットル当たり9
原発コストは高い・・金子勝氏講演″福島に心寄せる″
″原発は安い″などと再びメディアで流されるなか、改めて原発のコストを考えようと慶応大学の金子勝教授の講演会が9月10日、東京都内で開かれました。主催は環境団体や個人が参加するeシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現す
原発運転差し止め 原告2千人超える・・九州川内訴訟に追加提訴/賠償請求、群馬・神奈川でも
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転差し止めを国・九電に求めている「原発なくそう!九州川内訴訟」は9月11日、137人が鹿児島地裁に追加提訴しました。原告は、19都府県2095人となりました。 提訴後
大震災2年半 29万人避難・・原発事故収束せず
1万8500人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災は9月11日、発生から2年半となりました。岩手、宮城、福島3県などで被災した約29万人は今も避難生活が続きます。 宮城県気仙沼市では犠牲者を追悼する人の姿が見られま
震災2年6カ月 被災地は今 (2)・・ 生業再建めどない 国の支援もっと
「お客さんにおいしいと言ってもらえることが一番の喜びですね。いろんな方と新しいつながりができるのもうれしい」。こう話すのは、岩手県大船渡市の復興商店街「大船渡屋台村」で飲食店を営む男性(42)。2011年3月3日、念願の
再処理施設など 規制委新基準案・・重大事故対策義務づけ
原子力規制委員会は9月11日、核燃料加工施設や再処理施設などにも新たな重大事故対策などを義務づける新規制基準案と、原発や加工施設、再処理施設で今後実施される「安全性向上のための評価」に関する運用ガイド案などを了承しました
規制委員長が首相IOC発言擁護・・「コントロールは考え方の問題」/報道に責任転嫁
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が海へ流出している問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は9月11日の定例会見で、安倍首相が国際オリンピック委員会総会で「状況はコントロールされている」「影響は港湾内の範囲内で完全にブ
国基準超すトリチウム 福島第1原発 6万4000ベクレル・・漏れタンク北側の地下水/放出やめよ‥福島の女性が経産省要請
東京電力は9月11日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でタンクから大量の汚染水が漏れた問題で、タンクの北側に設置した観測用井戸で10日に採取した水からトリチウム(3重水素)が1リットル当たり6万4000ベクレル検出さ
福島の小中生戻らず・・事故前に比べ8割減
福島県の沿岸部12市町村の公立小中学校42校中32校が避難区域外の仮校舎などで授業を再開していますが、児童・生徒は事故前に比べ8割減少しました。福島第1原発事故から2年半が過ぎ、避難先で親が職を見つけたり、子どもが転校先
震災2年6カ月 被災地は今 (1)・・ 医療支援打ち切りの宮城、受診控え広がる 年金2万 医療費1・7万円
未曽有の大災害となった東日本大震災から9月11日で2年6カ月を迎えました。しかし、いまだに約29万人もの被災者が、仮設住宅などでの避難生活を強いられ、生活再建への道は険しいままです。被災地・被災者の厳しい現状と、復興への
大震災2年半・・暮らしの土台支える政治こそ
東日本大震災から2年半を迎えました。復興への足取りは遅々として進まず、約29万人がいまも避難生活を強いられています。東京電力福島第1原発の汚染水漏れは、事故が制御できていない危機的状況にあることを浮き彫りにしています。
福島に生きる 米つくりをあきらめない・・浪江町出身 佐藤恭一さん(71)
「狭いところに押し込まれていつ帰れるのか分からない夢のない2年半だった」。福島県浪江町から福島市内の「しのぶ台仮設住宅」で避難生活をおくる佐藤恭一さん(71)と富子さん(70)夫妻は、収束のめどがたたない東京電力福島第1
南相馬など除染延長・・国直轄事業
環境省は9月10日、東京電力福島第1原発事故に伴い住民が避難している福島県の11市町村のうち、7市町村で国直轄の除染事業を延長すると発表しました。 従来の計画で完了目標としていた今年度末に作業が終わらないためで、見直し後
北側井戸から新たに4200ベクレル・・トリチウム
東京電力は9月10日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)のタンクから大量の汚染水漏れがあった問題で、タンクの北側に掘った観測用井戸で8日に採取した水から1リットル当たり4200ベクレルのトリチウム(3重水素)が検出され
福島第1原発 汚染水漏れ・・制御困難
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)が、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9・0)とそれに伴う巨大な津波で史上最悪の原発事故を引き起こして、11日で2年半。しかし、放射性物質を含む汚染水が
福井 大飯原発15日に停止 「もう動かすな集会」に期待・・稼働原発ゼロ 世界にアピール (山内・赤旗福井県記者)
全国でもっとも原発が集中立地する福井県で9月15日に開催される「9・15もう動かすな原発!福井集会」(福井市中央公園)に期待と注目が広がっています。国内原発でこの間唯一稼働してきた関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい
原発事故、全員不起訴・・東電元幹部や菅元首相ら
東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発された勝俣恒久前会長と菅直人元首相ら当時の東電幹部と政府関係者など計約40人について、検察当局は9月9日、全員を不起訴処分にしました。告発した市民団体
福島の漁民、驚き怒り・・首相「汚染水ブロック」発言、「ありえない」
いつ漁ができるか…対策を本気で進めて 安倍晋三首相が9月7日夜、2020年夏季五輪開催都市を決めるIOC総会で、東京電力福島第1原発の汚染水漏れについて「状況はコントロールされている」「港湾内の0・3平方キロメートル範囲