※東京電力は事故前、過酷事故などの対応に各種の手順書を作っていました。 ─DG(非常用ディーゼル発電機)などについての復旧手順ガイドラインを使ったか。 「DGも動いていない、RHR(残留熱除去系)も動いていないとい
しんぶん赤旗
原発 廃炉まで・・山形 集会とパレード
山形県の幸せの脱原発日曜ウォーキングが9月21日、山形市内で開かれ、宮城県、岩手県の原発に反対する団体の代表らも参加し、集会とパレードが行われました。 山形市第二公園には、手作りのゼッケンやノボリ旗、太鼓やドラム、鈴
自然エネルギーで地域振興・・資金調達・協議‥実践例を紹介/佐川清隆さん
2012年7月の自然エネルギー固定価格買取制度の施行から2年で、太陽光発電は2・5倍に増える一方、大規模太陽光発電所への住民の反対運動がおきるケースもあります。バイオマス発電は増加の兆しが見えていますが、風力・小水力・
原子力防災を内閣府に一元化・・政府の検討チームが方針
原子力規制委員会の在り方を見直す政府の検討チーム(座長・小里泰弘原子力防災担当副大臣)が9月19日、初会合を開き、原子力防災に関する事務局機能を内閣府に一元化した上で、増員する方針を決めました。 現在は内閣府の原子力
吉田調書が語るもの(6)・・現地の拠点施設、存在感全くなし
─経済産業省原子力安全・保安院(当時)から連絡はなかったのか。 「ないです」 ─緊急事態の場合、各省が情報共有のため官邸地下に集まり、保安院がまとめることになっている。保安院が情報を得て、首相などに報告する形で一元
規制委 新委員に田中氏ら・・過去の推進発言は触れず &「吉田調書」で局長ら解任へ 朝日新聞
元東京大学教授の田中知(さとる)氏と元東北大学教授の石渡明氏が9月19日、新たに原子力規制委員に就任しました。いずれも任期は5年。同日、規制委は臨時会議を開き、田中俊一委員長が、前日に任期切れとなった島崎邦彦前委員に代
原発・気候変動ない世界へ・・気候サミット前に 環境団体が行動/東京
各国首脳が参加する国連気候サミットが9月23日、ニューヨークで開かれるのにあわせ19日、環境NGOなど11団体は共同声明「原発も気候変動もない世界へ」を発表し、東京都内で行動しました。 「100%クリーンエネルギーに
吉田調書が語るもの(5)・・3号機の水素爆発前後、死のうと思った
─1号機が水素爆発した翌13日、他号機の水素爆発対策を検討したか。 「こちらでもう手がないんで、本店にお願いをして、何とか方策はないかと」「だけれども、どれを聞いても実現性がないような話ばかりで、すぐに手をつけられな
東電、再び和解案拒否・・福島・浪江町抗議“加害者の態度か”
東京電力が福島県浪江町による原子力損害賠償紛争解決センターの和解仲介手続き(ADR)集団申し立てに基づく和解案を拒否している件で、浪江町は9月18日、東電が和解案を17日に再度拒否したことを明らかにしました。馬場有町長
規制委員会 2委員・・退任記者会見
9月19日で発足から2年となる原子力規制委員会は、18日に2年の任期が終了し、再任しないことが決まっている島崎邦彦委員長代理と大島憲二委員が、記者会見しました。 島崎氏は、2年間について『「最初に思ったように物事がス
福島第1 地下水の放出・・説明会紛糾も &バイパス効果、東電評価示す
東京電力は9月18日、福島第1原発の汚染水対策として原子炉建屋周辺の汚染地下水を浄化後に海に放出する計画について、福島県いわき市で漁業者向けの説明会を開きました。出席した漁業者からは風評被害など試験操業への悪影響を懸念
東日本大震災3年半 被災地の願い(6・終)・・全面賠償・原発ゼロを &いわき訴訟 2人が意見陳述
東京電力が原発事故で、多大な被害を受けた被災者にたいし9月12日までに支払った賠償金の総額は、4兆2573億円です。 被災者が粘り強く東電と交渉してたたかって勝ち取った成果です。被害の実態からすると決して十分ではありま
川内原発うちも地元 鹿児島いちき串木野市議会委 陳情採択・・「再稼働同意対象に」
鹿児島県いちき串木野市議会の総務委員会は9月17日、川内(せんだい)原発(薩摩川内市)の再稼働の条件である「地元同意」に、いちき串木野市も含むべきだとする意見書の可決を求める陳情を全会一致で採択しました。
増設のアルプスを試運転・・福島第1 & 規制委・・凍土遮水壁の山側工事認可
東京電力は9月17日、福島第1原発で汚染水の放射性物質を吸着して大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)について、増設した3系統のうち1系統で試運転を開始したと発表しました。東電は10月上旬までに残り2系統の試運転を始め
吉田調書が語るもの(4)・・仕様合うもの送れ
必要な物資・資材がなかなか届きません。 ─事故対応で必要な物資や機材は。 「手配関係は全部テレビ会議(東電社内のシステム。本店などと同時に情報共有していた)で本店に依頼をして、来るのを待っているということです」
川内原発237人追加提訴・・再稼働ノー 原告総数は2479人に 鹿児島地裁 & 大津地裁 第3回弁論
九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転中止を国と九州電力に求めている「原発なくそう!九州川内訴訟」で9月16日、新たに237人が鹿児島地裁に追加提訴しました。6回目となる今回の提訴で、原告総
吉田調書が語るもの(3)・・海水注入、再使用考えていない
1号機原子炉建屋が9月12日15時36分に水素爆発。吉田所長は爆発前から、原子炉を冷やすために海水注入の準備を指示。爆発後、消防車のホースなどを復旧し注入を始めます。 -炉の中に海水を入れることは、それ
“福島に生きる”被災者の目線わすれず・・いわき市民訴訟原告団事務局員 菅家新さん(63)
元の生活をかえせ・原発事故被害いわき市民訴訟原告団(伊東達也団長)の事務局員を務める菅家新(かんけ・あらた)さん(63)は、大詰めを迎えている訴訟の完全勝利に向けて多忙な毎日です。 南会津町の専業農家の
東日本大震災3年半 被災地の願い(5)・・細る仮設のマンパワー
被災地の仮設住宅では自治会の活動が困難になる事態が相次いでいます。なかには解散に追い込まれた自治会も。孤独死対策など、住民が自分たちの手で生活を守ってきた取り組みが、岐路に立たされています。 自治会が解散 岩手県宮古市
吉田調書が語るもの(2)・・1号機の非常用復水器、思い込みがあった
電源を使わず炉心を冷やす1号機の非常用復水器(IC)は機能不全に陥っていました。 ──ICがうまく動いていないかもしれないという情報は把握していたか。 「把握していませんでした。ここは、私の反省点になる