経済産業省が先にまとめた国の「第5次エネルギー基本計画」案に批判と懸念の声が相次いでいます。計画案が原発推進にあくまで固執する姿勢を鮮明にするとともに、世界で急速に進む再生可能エネルギー拡大の流れから日本が取り残される
しんぶん赤旗
原発空調ダクトの腐食・・柏崎刈羽2号機でも
新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発2号機で、新たに空調ダクト継ぎ手部で腐食による隙間が見つかりました。東電が5月24日に発表しました。 23日の原子刀規制委員会で、全国の7原発12基で空調ダクトの一部に腐食や穴が見つか
“原発ゼロヘ声あげよう”反原連官邸前抗議

首都圏反原発連合(反原連)は5月25日、首相官邸前抗議を行いました。 安倍政権は、原発を「重要なベースロード電源」とする「第5次エネルギー基本計画」を7月にも閣議決定しようとしています。反原連のメンバーは、幅広い団体
“東電に原発動かす能力ない”・・新潟・刈羽村 説明会で住民批判 /「規制委なぜ許可」

東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の適合性審査に関する住民説明会が5月 20日、前日の新潟県柏崎市に続いて刈羽村で開かれました。県と柏崎市、刈羽村の共催で約80人が参加しました。 説明会では、審査をした原子力規
エネルギー基本計画見直し・・専門家に聞く

安倍政権は2030年を見据えたエネルギー政策の方向性を示す「第5次エネルギー基本計画」を、今夏にも閣議決定しようとしています。5月16日に示された計画案は、電力量に占める原発の割合を30年度に20~22%にするなどとし
東電柏崎刈羽 規制庁が審査説明・・原発許可取り消しを/住民から厳しい批判

東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6、7号機が新規制基準に適合したとして、原子力規制委員会が設置変更申請を許可した審査結果に関する新潟県と柏崎市、刈羽村共催の説明会が5月19日、柏崎市内で開かれました。市民ら
汚染水処分 夏に公聴会・・福島第1原発
東京電力福島第1原発の汚染水タンクにたまり続けている高濃度のトリチウム(3重水素)を含む放射能汚染水の処分方法をめぐって、経済産業省の小委員会が5月18日の会合で、国民の意見を聞くための公聴会を夏ごろに開催することを決
島根原発3号機了解願い提出へ & 高浜原発4号機定期検査で停止
島根原発3号機了解願い提出へ 中国電力は5月16日、建設中の島根原発3号機(松江市)をめぐる原子力規制委員会への新規制基準適合性審査申請に関連し、立地自治体である島根県と松江市に、22日に事前了解願いを提出すると発表し
原発推進やめて・・反原連 官邸前抗議

首都圏反原発連合(反原連)は5月18日、首相官邸前抗議を行いました。参加した600人(主催者発表)は、いまだに原発に固執し続ける安倍政権を批判。ドラムの音にあわせて「原発やめて子どもを守れ」「原発推進今すぐやめろ」とコ
柏崎刈羽6・7号許可取り消せ・・藤野氏「液状化で前提崩れる」
原子力規制委員会は東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)が新規制基準に適合しているとして昨年末、設置変更申請を許可しましたが、東電はその後に重要な施設が液状化の影響を受ける可能性を認めました。この問題で、日本共産党の
“九電冊子は不適切” ・・田村氏質問に 原子力規制委員長/不正確な記述で「安全神話」復活

日本共産党の田村貴昭議員は5月18日、衆院環境委員会で質疑に立ち、九州電力が玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の“安全性”を宣伝するために作成したリーフレットについて「安全神話」を復活させるものだと批判しました。原子力
石炭火発増認めるな・・田村貴氏 世界の流れに逆行/衆院環境委

日本共産党の田村貴昭議員は5月15日の衆院環境委員会で、石炭火力発電の新増設は認めるべきでないと求めました。 田村氏は、政府が気候変動による被害を軽減する適応策と、温室効果ガス排出を削減する緩和策を「車の両輪」とする
原発固執 30年先も・・政府審議会 エネ計画案了承/30年度原子力20~22%

経済産業省の審議会は5月16日、2030年度の電源構成比率を原子力20~22%、再生可能エネルギー22~24%などと定めた政府目標の実現に全力を挙げると明記した「第5次エネルギー基本計画」案をおおむね了承しました。50
エネルギー基本計画見直し・・策定過程の情報開示求める/笠井議員

日本共産党の笠井亮議員は5月16日、衆院経済産業委員会で、「エネルギー基本計画」の見直しをめぐり同日の審議会に提出された政府案の策定過程の情報開示を求めました。 笠井氏は、政府の骨子案では依然として原発を「ベースロー
福島原発事故 刑事裁判で島崎邦彦氏が証言・・国が原発に“配慮”し、防災対策とらず
東京電力福島第1原発事故をめぐる刑事裁判が東京地裁で続いています。先日は、地震学者で原子力規制委員会の委員長代理を務めた島崎邦彦氏が証人でした。 検察官役の指定弁護士の質問に、はっきりこう証言しました。対策を取ってい
大飯再稼働に反対・・反原連抗議 & 泊原発敷地内の断層問題で会合・・規制委

大飯再稼働に反対・・反原連抗議 首都圏反原発連合(反原連)は5月11日、首相官邸前抗議を行いました。関西電力が9日、大飯原発4号機(福井県おおい町)の再稼働を強行したことに対し、参加者は「大飯原発再稼働反対」「再稼働進
原発事故東電の和解拒否・・加害者の意識 まったくない/賠償出し渋り 世論の監視を

東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難を強いられた福島県浪江町の住民約1万5000人が町を代理人にして、東電に精神的賠償の増額などを求め、2013年に国の原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手
福島に生きる・・きれいな津島に帰して

浪江町津島訴訟原告牧場主 古山 久夫さん(62) 「あまりにも私たちをバカにしている」と、怒り心頭なのは福島原発浪江町津島訴訟原告の牧場主・古山久夫さん(62)です。 国の直轄の除染で出た放射性廃棄物の
“対策とれば原発事故起きず” ・・東電刑事裁判 島崎東京大学名誉教授が証言
東京電力福島第1原発事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の第11回公判が5月9日、東京地裁(永渕健一裁判長)であり、2002年7月に公表された政府機関の地震予測「長期評価」をまとめる部会長などを務
もんじゅ訴訟終結へ・・東京地裁 廃炉認可受け
高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の半径250キロ圏に住む105人が国に原子炉設置許可の取り消しなどを求めた訴訟の口頭弁論が5月7日、東京地裁(古田孝夫裁判長)であり、原告側か訴えの取り下げを申し立て