新潟県柏崎市で16日、東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働反対と廃炉を訴える、新潟県16団体、長野県2団体が「なくそテ原発2018柏崎大集会」を開き千人が参加しました。
主催者の植木史将実行委員長は、花角知事が2年で検証を終わりにして信を問い、再稼働に進む可能性を指摘。「私たちが今、声をあげることが重要です」と訴えました。
原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)の吉原毅会長が「原発ゼロで日本経済は再生する」と題して講演。新潟県では、田んぼに降り注ぐ光の3分の1で発電し残りの光でイネを育てるソーラーシェアリングを導入すれば、毎年1兆円の経済効果が見込めるとし、脱原発と経済発展は両立しうることを力説しました。
首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさん、原発をなくす全国連絡会の木下興さんがあいさつ。渡部チイ子さんが福島からの報告を行い、巻原発反対で中心を担ったフォーク歌手のたっつぁんが歌声を響かせました。
集会の最後に、参加者が一斉に「なくそテ原発!」のプラカードを掲げ、会場に大きな声が響き渡りました。
デモ行進で参加者は、「再稼働ダメだこテ!」「放射能から子どもたちを守ろう!」などのプラカードを掲げて元気に行進しました。デモに参加した30代の男性は「原発に賛成する人にも、今日の話を伝えていきたい」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2018年9月18日より転載)