首都圏反原発連合(反原連)は14日、首相官邸前抗議を行いました。6日の北海道地震では、泊原発が外部電源を喪失し、原発のぜい弱さが露呈しました。一方で、安倍政権は、運転開始から40年となる東海第2原発の再稼働など原発推進の姿勢に固執しています。
官邸前には「原発いらない」などのプラカードを手にした900人(主催者発表)がつめかけ、「泊原発このまま廃炉」「東海第2、再稼働反対」「安倍はやめろ」の声を響かせました。
東京都内の金融機関に勤務する男性(56)は、仕事帰りに参加。「原発は止まっていても、外部から電源を引っ張ってこなきゃいけない。こんな発電方法はおかしい」と語気を強め、「各地の資源を生かした再生エネルギーに切り替えるべきです」と話しました。
福島からの避難者や静岡県などからの参加者がマイクを握り、「再稼働反対は私たち多数の声です。原発はただちにやめて」などと訴えました。この日は、雨の予報だったため、首相官邸前だけに抗議エリアが設置されました。
(「しんぶん赤旗」2018年9月15日より転載)