北海道地震を受け、鹿児島県の市民団体「ストップ川内(せんだい)原発!3・11鹿児島実行委員会」は11日、九州電力と県に対し、川内原発1・2号機の即時停止と、早急な廃炉を申し入れました。
約20人が九電鹿児島支社と県庁を訪れ、北海道電力泊(とまり)原発(泊村)では、わずか震度2であったのにもかかわらず、外部電源が喪失し、非常用電源で使用済み核燃料を冷却した問題をただしました。
さらに、今回の地震を引き起こした震源が活断層であるかは明らかになっていないことから、活断層がないとされる川内原発でも直下型の地震が起きる可能性を指摘。参加者は「最悪の事態を想定して対策をとってほしい」「そこまで心配しないといけない原発は即時停止して廃炉に」と訴えました。
杉原洋事務局長は「活断層のない場所でも震度7の地震が起こり得るという新たな知見を取り入れて安全対策を一から見直すべき」だと訴えました。
(「しんぶん赤旗」2018年9月13日より転載)