東京電力福島第1原発の事故対応などに従事した後、白血病を発症して労災認定を受けた北九州市の元作業員の男性(42)が11月22日、東電と九州電力に計約5900万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。原告側弁護
Articles by kyou yamamoto
「原発大丈夫か」・・地震直後 身構え/いわき市民 不安の声
「原発は大丈夫か!」。福島県いわき市の市民たちは地震直後に身構えました。 いわき市民訴訟原告の佐藤三男さんは「地震や台風が起きるたびに原発の安全を心配します。そのことが現実のものとなった気がします。精神的な負担を受け
3・11余震 今後も警戒・・正断層型 活動活発
気象庁の発表によると、11月22日早朝に起きた福島県沖を震源とする今回の地震は、東北地方などがのる北米プレート(岩板)の内部で発生しました。地震が発生した場所に北西-南東方向に引っ張る力が働き、上下にずれた、正断層型の
浜岡原発は世界一危険・・静岡 再稼働反対集会に3000人
静岡市葵(あおい)区で11月20日、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働を許さない「ひまわり集会」(実行委員会主催)が開催され、3000人が参加しました。 集会で、実行委員長の林克・県評議長は、中電が規制委員会
東電福島第1原発 この1週間
■15日 基戸からくみ上げた汚染地下水を処理する「サブドレン浄化設備」のホースから、前処理済みの汚染水約1リットルが漏れたと東京電力が発表しました。汚染水の放射性物質濃度を直接測定していませんが、「放射線量は建屋内の通常
職場で広がる怒り・・関電過労自殺を追う
関西電力高浜原発の運転延長の審査手続きに対応していた40代の課長が長時間労働のすえ、自ら命を絶ちました。電通過労自殺をはじめ違法な長時間労働に批判が広がるなか、関電の職場では…。(名越正治) 福井県最西端、人口1万人
年内に断層現地調査・・規制委審査 東通原発で
原子力規制委員会は11月18日、東北電力東通(ひがしどおり)原発1号機(青森県東通村)の新規制基準への適合性審査の会合を開きました。重要施設直下にある断層を「活断層に該当しない」とする東北電の主張について、規制委は年内
燃料取り出し再延期か・・福島第1 3号機プール作業遅れ
東京電力福島第1原発事故で、3号機使用済み燃料プールからの核燃料取り出しに向けた作業が遅れ、目標としていた2018年1月の取り出し開始が困難となっていることが11月18日、東電への取材で分かりました。3号機プールの燃料
原発廃炉「調査報道」の志
元NHKディレクター 戸崎賢二 最近、報道機関が独自に調査・取材する「調査報道」が、ジャーナリズムの任務の中核を担うものとして期待される機会が多い。 もちろん、「調査報道」と言っても、独自に調べたことを伝えればよいと
世界平均気温が1度上昇・・産業革命前より WMOが報告書
昨年の世界平均気温は初めて産業革命前よりも1度上昇し、5年平均気温も観測史上最高だった―。世界気象機関(WMO)が2011~15年の気候変動について分析した報告書を、モロッコのマラケシュで開かれている国連気候変動枠組み
仏原発依存で電力危機・・約3分の1を点検 停止へ
電力の4分の3を原発に依存するフランスで今冬、厳しい電力事情に迫られています。仏電力公社(EDF)の送電部門会社(RTE)はこのほど、同国にある58基の原発のうち、約3分の1の老朽化原発を安全点検のために停止することか
“COP22inマラケシュ” パリ協定 達成へ努力・・列国議会同盟 議員会議が採択/武田議員参加
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】 日本共産党の武田良介参院議員は11月13日、モロッコのマラケシュで開催された列国議会同盟(IPU)の議員会議に参加しました。各国でパリ協定の目標達成に努めるとした総括文書を採択しま
日本は最大石炭投資国・・米環境団体が報告書
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】米二ューヨークを拠点とする環境団体「天然資源保護協議会」と米非営利団体「オイル・チェンジ・インターナショナル」は11月14日、日本が今後、世界最大の石炭投融資国になるとの報告書を発表し
“COP22inマラケシュ”・・森林の保護強化を議論
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】 当地で開催中の国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)では、気候変動対策の一環として森林の保護・拡大の議論も活発に行われています。多くの国が森林保護を自国の温室効果ガ
島根原発 断層東端の説明・・規制委が求める
中国電力島根原発2号機(松江市)について原子力規制委員会はい11月11日、新規制基準への適合性審査の会合を開き、同原発への影響が大きい活断層「宍道(しんじ)断層」について、断層東端の説明を改めて求めました。 宍道断層
福島第1 トリチウム汚染水処分方法“タンク貯留検討は”
東京電力福島第1原発で、汚染水処理装置で除去できない高濃度のトリチウム(3重水素)の処分方法をめぐり、11月11日に開かれた国の汚染水処理対策委員会の小委員会で、委員から「トリチウムの半減期(12年)を待つとか、別の方
核実験再開 歯止めなし・・日印政府 原子力協定に署名
安倍音三首相は11月11日夜、インドのモディ首相と首相官邸で会談し、両政府は日本からインドヘの原発輸出(核物質、資機材、設備・技術)を可能にする原子力協定に署名しました。 日本が核不拡散条約(NPT非加盟国と原子力協
福島原発1号機 カバーパネル解体
東京電力は11月10日、廃炉作業を進めている福島第1原発について、1号機を覆うカバーパネルの解体工事が完了したと発表しました。水素爆発で破損した建屋にある使用済み燃料プールから核燃料を取り出すために、周辺のがれきを撤去
放射性ナトリウム760トン・・もんじゅ廃炉で処分難題 原子力機構
政府が廃炉を含めた抜本的な見直しを進めている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、配管などに残っている放射性物質を含むナトリウムが約760トンに上ることがこのほど、原子力機構への取材で分かり
“福島に生きる”憲法大好き人間・・いわき市民訴訟原告団世話人 佐藤光義さん(80)
「人生最後のたたかい。負けるわけにはいかない」。いわき市民訴訟原告団世話人の佐藤光義さん(80)は、最高裁までたたかい敗訴した40年前の福島原発建設差し止め訴訟の雪辱をはたすことを誓っています。 ■英語教師38年間