原発動かす資格なし

「原発なくす静岡の会」代表の林克(かつし)さんの話 データをねつ造して過小評価したとされる基準地震動(想定する地震の最大の揺れ)は原発の安全性にかかわる対策の根幹となるものです。この評価に基づいて、どの程度の対策を講ずるのかという流れになるわけで、県民のいのちと暮らしを守る上で今回の改ざんは決して許されないことです。

 浜岡原発の場合、やがて必ず来るとされる南海トラフ地震の想定震源域の真上に位置し、世界一危険な原発とされています。その意味で地震に関する審査は念入りにしなくてはならないはずです。基準地震動が2023年に「おおむね妥当」と必要最小限の対策で済む数値であっさり通ったのにびっくりした覚えがあります。

 私たちからすれば注文がいろいろある原子力規制委員会ですが、福島事故後の反省で審査は科学的な裏付けをもって行われているとされていたのに、それを裏切る行為で、最もやってはならないことです。中部電力には原発を動かす資格はありません。基準地震動の審査をやり直すのでなく、再稼働の申請を取り下げるべきです。

 再稼働させず廃炉にするためにこれからもがんばります。

(「しんぶん赤旗」2026年1月8日より転載)