■9月19日 4号機タービン建屋内に設置してある、放射能汚染水から塩分などを取り除く設備で、処理後の水約0・65トンが漏えい。放射性物質濃度は、セシウム134が1リットル当たり約92ベクレル、セシウム137が同約700ベクレル、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が同約850ベクレル。
■20日 東京電力は、1、2号機原子炉格納容器内部から採取したサンプルを分析するため、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構などの2施設に輸送しました。サンプルは、1号機格納容器の放射能汚染水の中の堆積物(今年4月採取)と、2号機圧力容器内部を計測する装置用の配管内の閉塞物(13年7月採取)。溶けた核燃料(デブリ)かどうかは不明で、構成元素の分析などを行います。
(「しんぶん赤旗」2017年9月24日より転載)