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処理設備でまた水漏れ・・福島第1原発 & 原発の運転延長申請期間を緩和 規制委が決定

処理設備でまた水漏れ・・福島第1原発

 東京電力は9月19日、福島第1原発4号機タービン建屋内に設置してある、放射能汚染水から塩分などを取り除く設備で、水漏れがあったと発表しました。水量は約0・65トン。堰(せき)内にとどまり、約2・5メートル×約8・6メートル、深さ約3センチの水たまりになりました。放射性物質濃度は、セシウム134が1リットル当たり約92ベクレル、セシウム137が同約700ベクレル、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が同約850ベクレル。

 東電によると、漏えいした水は、同設備で処理した汚染水とみられます。同設備の配管接続部からの水漏れを受けるため設置したケースから堰内にあふれたと推定しています。

(「しんぶん赤旗」2017年9月21日より転載)


原発の運転延長申請期間を緩和 規制委が決定

 原子力規制委員会は9月20日、原発の運転期間を原則の40年を超えて20年までの延長を認める制度の申請期間をこれまでより早い時期から提出できるようにする規則の変更を決定しました。

 申請期間は、これまで運転開始から40年となる日の1年3ヵ月前~1年前としていましたが、変更後は、開始点を削除して単に提出期限を1年前にし、業者が申請書類を完成すれば、より早く申請可能になります。

 申請の前提となる運転開始から35年以臨の特別点検の実施は従来通りです。関西電力大分原発1、2号機などがすでに運転開始から35年を超えています。

(「しんぶん赤旗」2017年9月21日より転載)