福島県や東京電力福島第1原発周辺の市町村などで構成する「廃炉に関する安全協議会」は6月18日、原子炉内の溶け落ちた核燃料取り出しの前倒しを盛り込んだ廃炉に向けた工程表の見直し案に対する意見書をまとめ、資源エネルギー庁に提
しんぶん赤旗
安倍氏の原発活用・・大事故も国民世論も忘れたか/「原発輸出」の翼賛政党
安倍晋三政権が売り物にする「成長戦略」で「原子力発電の活用」を打ち出し、停止中の原発の再稼働や原発の輸出を推進しています。その折も折、安倍政権が先週閣議決定して発表した「エネルギー白書」で、民主党政権時の「2030年代原
双葉町役場、福島県内に・・原発事故で避難 2年3カ月ぶり
東京電力福島第1原発事故で埼玉県加須市に避難していた福島県双葉町の町役場が6月17日、同県いわき市に移転し、業務を開始しました。県内復帰は2年3カ月ぶり。ただ、同町は大部分が原則立ち入り禁止の帰還困難区域(年間被ばく量5
1号機4階出水 使用済み燃料プールからか・・規制委が見解
原子力規制委員会の東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故分析を行う検討会で6月17日、1号機原子炉建屋4階での出水の原因を5階の使用済み燃料プールが水源となった可能性が高いとする見解が示されました。 国会事故
また放射性物質除去装置(アルプス)のタンクで汚染水漏れ・・福島第1
東京電力は、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、放射性ストロンチウムなど62種の放射性物質を除去できるとする多核種除去設備(アルプス)のタンクから汚染水が漏れていると、6月16日に発表しました。 汚染水漏れが見つかっ
ドラムたたいて訴え・・山形原発廃止ヘウオーキング
山形県の「幸せの脱原発日曜ウォーキング」が6月16日、30人が参加して、山形市内で集会と市内パレードが行われました。 気温30度を超えるなか、横断幕を先頭に「君と僕の未来」のテープを流したり、ドラムをたたきながら原発廃止
夫自殺は原発への抗議・・福島 東電と和解の農家遺族語る
東京電力福島原発事故を苦に自殺した福島県須賀川市のキャベツ農家、樽川(たるかわ)久志さん(当時64)。今までマスコミの前に姿を見せなかった妻の美津代さん(63)は、「抗議の自殺です。原発をなくしてくれと言いたくて、夫は死
友だちと別れたけれど、みんなと勉強楽しい・・全村避難の葛尾村 小中学校が再開
東京電力福島第1原発事故で全村避難を続けている福島県葛尾(かつらお)村が、小学校と中学校を4月から2年ぶりに再開させました。村の子どもの約2割が通います。(中村秀夫) 再開した場所は、村が役場機能を移転した三春町です。同
事故想定し避難訓練・・福井・美浜原発5キロ圏住民
福井県と美浜市、敦賀町は6月16日、国などと合同で関西電力美浜原発(美浜町)の緊急事態を想定した原子力防災訓練を実施しました。約120の機関が参加し、同原発から5キロ圏内に住む美浜町、敦賀市の住民約1000人の4分の1に
九電 前会長が謝罪・・原発の再稼働めぐる発言
九州電力前会長の松尾新吾相談役(九州経済連合会前会長)は6月14日、佐賀県議会に出向き、原発の再稼働と九電の寄付を絡めた自身の発言について、県民と県議会への謝罪を求められた11日の県議会抗議決議文を木原奉文議長から受け取
大飯原発を規制委が現地調査 新基準をめぐり・・「足りない点も」
全国で唯一稼働中の関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機が7月施行の新規制基準に適合しているかを確認するため、原子力規制委員会の検討チームは6月15日、現地調査を行いました。調査を終えた規制委の更田(ふけた)豊志委
“原発商人”安倍政権・・メーカーと二人三脚 世界に2兆円売り込む
大事故起こした国のやることか! 安倍晋三政権は、原発ゼロの願いに反して世界中に原発を輸出しようとしています。日米の原発利益共同体の要求に応えるものです。(佐久間亮) 安倍政権の「成長戦略」は、2020年までにインフラ(産
原発は危険すぎる・・官邸前 再稼働反対 力強く
首都圏反原発連合は6月14日、「即時原発ゼロ」を訴える首相官邸前抗議行動を行いました。「新規制規準」をもとに7月にも原発再稼働に踏みきろうとする安倍晋三内閣に対し、2500人の参加者(主催者発表)は「再稼働反対」「原発い
ウラン粉末入り缶 接触・・横須賀の加工会社
原子力規制庁によると、神奈川県横須賀市にある核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF‐J)」の工場で6月13日、二酸化ウランの粉末が入った缶二つが接触する事故がありました。容器は接触後、すぐに
地下水放出計画 県漁連に再説明・・福島原発汚染水
東京電力と資源エネルギー庁は6月13日、福島県いわき市で開かれた県漁業協同組合連合会(県漁連)の理事会で、福島第1原発の放射能汚染水対策として敷地内で地下水をくみ上げ海に放出する計画を改めて説明しました。 県漁連の野崎哲
関電説明に疑問次々・・福井県原子力安全専門委が会合
福井県が設置する県原子力安全専門委員会は6月12日、会合を開き、関西電力から説明を受け、質疑を行いました。7月に施行される新規制基準に照らした大飯原発3、4号機の適合性確認、東京電力福島第1原発事故をふまえた安全対策、若
もんじゅ活断層調査の事前会合・・規制委
敷地内を走る破砕帯(断層)に活断層の可能性が指摘されている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、活断層かどうかを判断する原子力規制委員会の専門家チームは6月13日、今月中にも行う現地調査
くみ上げ地下水・・セシウム濃度 東電二転三転
東京電力は6月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でくみ上げた地下水に含まれている放射性セシウムの濃度は以前発表した値の10分の1程度だったと発表しました。同社で改めて行った分析や社外機関の分析結果をふまえて修正
「延長」工事計画だけで・・原発60年運転 規制委が見解
7月施行される見通しの改定原子炉等規制法は、運転開始から40年までに認可を受けた原発には最長20年の運転延長を認めるとしています。原子力規制委員会は6月12日の定例会で、この制度について、延長認可に必要な対応工事が完了し
上関原発 住民監査請求・・埋め立て免許延期 知事が判断先送り
山口県上関(かみのせき)町への中国電力の原発建設計画をめぐり、建設反対の住民46人が6月11日、中国電から申請された建設予定地の公有水面埋め立て免許延長の可否判断を山本繁太郎知事が先送りしたのは「不作為」にあたるとし、県