東電発表
東京電力は9月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)1号機タービン建屋海側に新しく設置した観測用井戸で11日に採取した水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)を1リットル当たり9500ベクレル検出したと発表しました。
1~4号機建屋に隣接している井戸にたまっている地下水から放射性物質が検出されているため、周辺に井戸を掘って調査しているもの。今回全ベータが
1リットル当たり9500ベクレル検出された井戸より1号機タービン建屋のすぐ近くに掘った別の井戸で5日に採取した水からは、同8万ベクレルのト
リチウム(3重水素)を検出しています。
またこ同じ目的で2号機タービン建屋海側に掘った井戸で11日に採取した水からは全ベータを同830ベクレル、4号機タービン建屋海側に掘った井戸で9日に採取した水からはトリチウムを同1800ベクレル検出しています。
東電は、放射性物質が検出された原因については、さらに調査した上で評価したいとしています。