七つの市民団体は1日、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に反対する署名3万7892人分を新潟県議会に提出したと発表しました。署名は、市民団体が呼びかけて先月21日からオンラインで集められ、現在も継続中です。
新潟県の花角英世知事は先月の再稼働容認を表明した会見で、自らの判断に対して、県議会の信任を得られるか不信任とされるか判断を仰ぎたいと説明していました。
今回の署名では、同県の県民意識調査に対して6割の県民が再稼働に反対の意を示していることをはじめ、福島第1原発事故が現在も終わっておらず、柏崎刈羽原発ではトラブルが絶えず、避難計画の実効性が確認されていないことなどを指摘。「柏崎刈羽原発の電気は首都圏に送られますが、そのために多くの人を不安と恐怖に陥れることは許されません」として、県議会に対して同原発の再稼働に同意しないよう求めています。
(「しんぶん赤旗」2025年12月3日より転載)