日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 福井 大飯原発15日に停止 「もう動かすな集会」に期待・・稼働原発ゼロ 世界にアピール (山内・赤旗福井県記者)

福井 大飯原発15日に停止 「もう動かすな集会」に期待・・稼働原発ゼロ 世界にアピール (山内・赤旗福井県記者)

13-08-27syukai 全国でもっとも原発が集中立地する福井県で9月15日に開催される「9・15もう動かすな原発!福井集会」(福井市中央公園)に期待と注目が広がっています。国内原発でこの間唯一稼働してきた関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい町)は順次定期検査に入り、2日に3号機が停止したのに続き、4号機も15日に停止します。約1年2カ月ぶりに原発の稼働がゼロとなるこの日、原発再稼働を許さない県内外の声を集め、全国に、世界にアピールします。

集会は、原発反対県民会議や原発問題住民運動県連絡会、さよなら原発県ネットワークなど県内の17団体と個人でつくる実行委員会が主催します。

「『今度こそ動かしてはだめだ』という願いを結集したい」。実行委員長の中嶌哲演(なかじま・てつえん)明通寺住職=小浜市=は会見で決意を語り、「(原発ゼロの)エネルギー政策を広く深く議論する運動の出発点として福井から発信したい」とのべました。

実行委事務局の山本富士夫・福井大学名誉教授は、東京電力福島第1原発事故の放射能汚染水問題の深刻さを指摘し、再稼働の動きを批判しました。

原発が集中立地する嶺南地域では会場までの臨時送迎バスを準備して、参加を呼びかけています。小浜市の松本浩さん(74)は、この間の再稼働で新たに広島型原爆の約2000発分の死の灰が生成された問題を指摘し、「処分方法が未確立なのに、このままではさらに死の灰を子孫に残していくことになる。人間のモラルの問題として広く私たちが自覚し発信する意義ある集会となる」といいます。

福井市では、平野沿和・光陽生協病院院長、海道宏実弁護士など、医師、弁護士、宗教者、学者ら17人が賛同を表明し、参加を呼びかけ。賛同者の一人で環境アドバイザーの福井市の由田昭治さん(71)は「福島原発事故の原因究明が終わっていないのに、再稼働の審議は許されない。原発はやめろという人は自民党にもいる。多くの人に参加してほしい」と話します。

実行委員会事務局には、「記者発表の報道で知った。私も行きます」「チラシを配りたいので、ほしい」などの電話が相次いでいます。滋賀県や京都府からも、臨時バスで参加するとの連絡が入っています。

脱原発をめざす首長会議世話人の三上元(みかみ・はじめ)湖西市長(静岡県)からは「集会の盛会を祈ります」と、連帯のメッセージが寄せられています。

プログラム

15日当日の企画は、正午から合唱やフォークのライブパフォーマンス、午後1時から集会。日本人初の宇宙飛行士として知られる秋山豊寛さんが駆けつけ、第二の人生を有機農業にかけた福島県から県外避難を余儀なくされている思いを語るほか、参加者が1分間スピーチで次つぎに訴えます。集会後、福井市中心部をパレードします。

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