東京電力福島第1原発事故を受け、国が2012年度までの2年間に計上した除染事業の予算7500億円余のうち、実際に支出されたのは6割の4692億円にとどまることが10月16日、会計検査院の調査で分かりました。汚染土の仮置き
しんぶん赤旗
“指示の趣旨と違う”・・東電報告書で規制委員長
原子力規制委員会の田中俊一委員長は10月16日に開かれた定例会合で、福島第1原発で相次いでいるタンクからの放射能汚染水漏れについて東京電力が提出した報告書について「指示の趣旨と少し違うと率直に感じる」と述べました。 原子
福島第1 汚染水タンク囲む堰水位上昇・・東電、敷地内に水放出
東京電力は10月16日、台風26号による大雨で福島第1原発の放射能汚染水の貯留タンク群を囲む堰にたまった水の水位が上昇したため、9カ所のタンク群で堰の排水弁を開くなどして、敷地内に放出したと発表しました。ほとんどが堰から
規制委 放出基準を了承・・会合では疑問、懸念も
原子力規制委員会の汚染水対策検討ワーキンググループの会合が10月15日開かれ、東電が示した、福島第1原発の汚染水貯留タンクの周りを囲む堰(せき)内にたまった水の放出暫定基準を了承しました。会合では疑問も出されました。無制
立地県代表、再稼働させない・・原発ゼロ☆統一行動
のベ4万人が東京・霞が関、国会議事堂一帯で「原発ゼロ」を訴えた「10・13 ノーニュークスデイ 原発ゼロ☆統一行動」(10月13日)。国会正門前で開かれた大集会では、原発の再稼働申請がおこなわれている地域の参加者が各地の
汚染水漏れ “人員不足が原因”・・東電が報告書提出 水の移送ミス 1人で作業/タンク汚染水漏れ、「パッキンずれ落ち」
東京電力は10月15日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で相次いでいるタンクからの放射能汚染水漏れ事故について、原因や対応策をまとめた報告書を原子力規制庁に提出しました。そのなかで、対策に不可欠な要員配置や体制をとら
再稼働審査加速/電力に規制委“資料早く”・・新規制基準3カ月
いま日本の原発50基(東京電力福島第1原発1~4号機は廃炉決定のため除外)は一つも稼働していません。原子力規制委員会の「新規制基準」が7月に施行され、4電力6原発10基の再稼働に向けた審査が行われています。加えて先月2
原発ない日本、子や孫に・・デモ参加者の思い/立地県から集う/原発なくせ各地で
原発ない日本 子や孫に・・統一行動デモ参加者の思い/自分たちが変える 安全なエネルギーを 10月13日、東京・霞が関、官庁街を埋め、政府がすすめる原発再稼働に抗議した原発ゼロ☆統一行動の巨大デモ。戸惑いながら初めて抗議を
決して再稼働させない 原発ゼロ☆統一行動・・国会へ、全国から4万人
東京・日比谷公園、霞が関、国会議事堂一帯が10月13日、「再稼働反対」「原発ゼロ」を訴える人の声で包まれました。首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、さようなら原発1000万人アクションの3グループによる共
京都議定書目標 温室効果ガス削減、EUが超過達成へ・・日本は逆に増加
【パリ=浅田信幸】地球温暖化の原因である温室効果ガスの削減について、欧州連合(EU)は京都議定書でEUに課せられた1990年比8%削減の目標を大幅に超過達成することが確実になりました。EUの執行機関である欧州委員会が10
原発防災訓練が終了・・九電・川内検証会合を後日予定
政府が九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)で、東京電力福島第1原発事故後初めて行った原子力総合防災訓練が、10月19日終わりました。 同訓練は2000年から年1回、各原発持ち回りで行われ、08年には福島第1
トリチウム32万ベクレルに・・福島第1原発 井戸 日追うごと上昇/せき内流出17トン
東京電力は10月11日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で300トンの高濃度汚染水漏れがあったタンクから北へ20メートル離れた井戸で、10日に採取した地下水から1リットル当たり32万ベクレルのトリチウム(3重水素)を
福島第1原発 汚染水どこへ・・汚染の拡大を制御できない非常事態
東京電力福島第1原発の汚染水問題は時間を追うごとに深刻さを増しており、汚染の拡大を制御できない非常事態となっています。しかし、汚染がどこから発生し、現在どこまで広がっているのか、いくつもの謎があります。 (神田康子)
3タンク 高線量・・福島第1 最大毎時69ミリシーベルト
東京電力は10月11日、福島第1原発で放射能汚染水を貯蔵するタンク3基の周辺で、最大毎時69・9ミリシーベルトと、高い放射線量を計測したと発表しました。計測したのは、3基とも1号機原子炉建屋の西側のタンク群。このタンク群
原発ゼロ 声あげよう・・国会正門前 吉良議員も参加/行動各地
首都圏反原発連合(反原連)による抗議行動が10月11日、国会正門前のファミリーエリアでおこなわれました。放射能汚染水の流出など、福島第1原発が危機的状況にあるにもかかわらず原発再稼働を進めようとする安倍晋三内閣。参加者は
島根原発3号機 10キロ圏内に県庁 稼働認めない・・運転をやめさせる訴訟の会 井口隆史共同代表に聞く
中国電力が建設中の島根原発3号機(松江市鹿島町)について、国による原子炉設置許可の無効確認と中電への運転差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が9月2日、松江地裁(河村浩裁判長)で始まりました。「中電・島根原発3号機の運転
トリチウム上昇 26万ベクレル・・漏れタンク近くの井戸
東京電力は10月10日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で高濃度汚染水が約300トン漏れたタンク近くの井戸から8日に採取した地下水から1リットル当たり26万ベクレルのトリチウム(3重水素)が検出されたと発表しました。
沖合1キロ セシウム検出・・福島第1 汚染水、港湾外に
東京電力は10月10日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の港湾外で8日に採取した海水から放射性セシウムを検出したと発表しました。 検出された場所は「港湾口東側」と呼ばれる調査地点で、敷地から沖合1キロメートル。セシウ
敦賀2号機・使用済み燃料貯蔵施設・・原電の評価を規制委が追認
原子力規制委員会は10月9日、日本原子力発電の敦賀原発(福井県敦賀市)2号機の使用済み燃料貯蔵施設で冷却水が失われた場合でも核燃料の健全性を維持できるとする原電の報告を妥当とし、「早急に追加の策を求める必要はない」とする
実効性ない避難計画・・大飯原発差し止め訴訟住民が弁論
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に対する差し止め請求訴訟の第4回口頭弁論が10月8日、福井地裁(樋口英明裁判長)で開かれました。住民ら原告側は今回、訴状を補充する準備書面を提出し、大飯原発が想定外の地震や津