東京電力は12月7日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の4号地下貯水槽近くに設置中の仮設タンクで最大で約40トンの水があふれたと発表しました。 新たに設置するタンクの水張り試験の準備のためにポンプでろ過水を注いでいた
しんぶん赤旗
『原発ホワイトアウト』・・現役官僚が原子力村告発
『原発ワイトアウト』(講談社・1600円)が版を重ねています。原発再稼働をめざす政官財の癒着を告発する小説です。 著者は「若杉冽」。霞が関の省庁に勤務する「現役キャリア官僚」が覆面で書いていることでも話題になっています。
美浜原発 敷地内の破砕帯・調査 ・・規制委 原子炉直下に6本
原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理ら5人の専門家チームは12月7日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)で原子炉直下などを通る敷地内の破砕帯(断層)が活断層かどうかを調べる現地調査を初めて行いました。原発の新基準は活断層の
排気筒下部2万5000ミリシーベルト・・福島第1原発
東京電力は12月6日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の1、2号機排気筒の配管に沿った5ヵ所の放射線量を測定して、放射線源の線量を推定した結果、1時間当たり2万5000ミリシーベルトの箇所があると発表しました。これは
原発ゼロは民意黙っていないぞ・・官邸前で抗議行動
首都圏反原発連合は12月6日、「即時原発ゼロ」を求める首相官邸前抗議を行いました。安倍内閣は、エネルギー基本計画の素案で原発を「重要電源」と位置づけるなど、原発推進です。1000人の参加者(主催者発表)が「原発やめろ」「
エネ基本計画 原発ゼロ目標を放棄・・経産省原案「重要なベース電源」
経済産業省は12月6日、中長期のエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」の原案を、同省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(会長・三村明夫新日鉄住金名誉会長)に提出しました。原案は、原子力発電を「重要なベース
原発汚染水、安易に放出しない・・管官房長官
菅義偉官房長官は12月5日の記者会見で、東京電力福島第1原発の汚染水について「安易に放出しない方針に変更はない」と強調しました。国際原子力機関(IAEA)の調査団が、浄化装置で取り除けないトリチウムが基準値以下の水なら海
境界の浅い部分で〝すべり〟・・巨大津波発生しくみ解明/地球深部探査船「ちきゆう」
日本の地球深部探査船「ちきゅう」で東北地方太平洋沖地震発生の現場を調査した結果、東北地方や関東地方の太平洋沿岸を襲った巨大津波発生のしくみが明らかになった—。海洋研究開発機構や国内6大学の研究者が参加する国際研究グループ
断層「基準に疑問」・・美浜原発調査、専門家が指摘
原子力規制委員会の専門家チームは12月5日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)の敷地内の原子炉直下などにある破砕帯(断層)の現地調査(7~8日)に関する事前会合を関催しました。関電は「活断層はない」という調査結果を報告しま
東日本大震災・・あれから、千の日が過ぎました
あれから、千の日が過ぎました。東日本大震災で破壊されたいくつもの街。地域によって復興の歩みはちがいますが、いまだに26万をこえる人びとが仮設住宅などで暮らし、足取りは重い。 「我慢して荷物増やすな仮住まい」「ルールあり夫
規制委員長 舗装よりまず除染・・政府の汚染水対策に懸念
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、政府の汚染水処理対策委員会が、東京電力福島第1原発の汚染水対策の一環として12月3日に打ち出した敷地のほぼ全域をコンクリートで舗装する対策案について、「全体のリスクというものを、見てい
福島第1 原発資料全135ページ黒塗りに・・規制庁、秘密保護法先取り!?
笠井議員が提出要求 東京電力福島第1原発事故の汚染水対策や燃料取り出しなどの実施計画のうち、核物質防護の措置の内容について、原子力規制庁は12月4日までに、日本共産党の笠井亮衆院議員の求めに応じて資料提出しました。資料は
原発ゼロ・消費税反対の抗議行動など監視・・公安調査庁
秘密保護法案への抗議行動をテロ行為と同一視した自民党の石破茂幹事長の発言が批判を呼んでいます。こうしたなか、テロリストなどの治安情報を収集することを口実に活動している公安調査庁が、原発ゼロを求める抗議行動などを監視してい
原発反対金曜行動・・官邸前・ファミリーエリアで
首都圏反原発連合は、臨時国会最終日の12月6日におこなわれる原発反対の首相官邸前抗議行動について、午後6時から8時まで官邸前とファミリーエリア(国会正門北側)の2ヵ所で実施することを、3日発表しました。日比谷野外音楽堂で
大飯訴訟原告1963人に・・2次提訴 聖護院門主が陳述
関西電力大飯原発1~4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを求め、国と関西電力の責任を追及しようと、市民ら856人が12月3日、京都地裁に第2次提訴を行いました。第1次(12年11月29日)と合わせ、原告は1963人にな
浜岡原発敷地内・・6000年前の津波跡を発見
中部電力は12月2日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の敷地内の地層を掘ったところ、約6000年前に津波が到来したと思われる痕跡が見つかったと発表しました。海岸線に砂丘堤防ができたと思われる江戸時代末期以降の地層からは、津波の
海側井戸で110万ベクレル・・福島第1 過去最悪に/淡水化装置、一時水漏れ
東京電力は12月2日、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸(1—16)から、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり110万ベクレル検出されたと発表しました。11月28日に採取された分で
東電が資料提出拒否・・生業訴訟 裁判所決定に従わず
国と東京電力に対して原状回復と損害賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟で、裁判所から提出を求められた津波に関するシミュレーション結果など一切の資料について東電は提出に応じられないとする回答をし
「原発推進」へ米側も圧力・・「原発ゼロ」を願う世界の人々への挑戦
原子力発電所の再稼働、および輸出は、日本の財界だけでなく米側の要求でもあります。 日米の大企業の代表が集まる日米財界人会議は、50回目となった会議をワシントンで開催。11月15日に採択された共同声明は、「エネルギー源とし
東電再稼働に固執・・原発問題住民運動連絡センター交渉で批判
原発問題住民運動全国連絡センターは12月2日、東京電力、電気事業連合会、原子力規制委員会に原発再稼働、輸出をしないこと、非常事態にある汚染水問題への取り組み強化などを求め交渉しました。 交渉では、東電など三者とも東京電力