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玄海廃炉へ追加提訴・・新たに351人「原発なくそう」/電気料金が過去最高

佐賀地裁に向かう原告ら=2月27日、佐賀市
佐賀地裁に向かう原告ら=2月27日、佐賀市

九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の廃炉を国と九電に求めている「原発なくそう!九州玄海訴訟」の第9次提訴が2月27日、佐賀地裁であり、新たに351人が原告となりました。原告総数は7488人となり、全国の原発訴訟では最多です。

新原告は26都府県から加わり、福岡県が213人と6割を占めました。次回提訴は6月上旬の予定です。

提訴後の報告集会で、弁護団の東島浩幸幹事長は「政府は原発輸出政策を掲げ、新しいエネルギー基本計画案では『原発ゼロ』を完全に否定している。それを許さない声は強まっている」と強調。訴訟呼びかけ人で原告団長の長谷川照・前佐賀大学学長は「原発は国際的な問題でもあり、これからも運動を大きくしたい」と述べました。

 

電気料金が過去最高・・4月、円安で燃料価格上昇

電力10社は2月27日、4月の電気料金を3ヵ月連続で引き上げると発表しました。標準家庭でいずれも過去最高となります。円安で火力発電向け燃料の輸入価格が高くなったためで、前月より29~148円上げます。

都市ガス大手4社の料金も3ヵ月連続で上がります。値上げ帽は92~127円。東京を除く大阪、東邦、西部の3社でガス料金が過去最高になります。電気・ガス料金の上昇は家計に打撃となりそうです。電力・都市ガス各社は5月から消費税率の引き上げ分を料金に転嫁します。

電気料金は、東京が前月比148円高の8,111円、関西が93円高の7,784円と、液化天然ガス(LNG)の使用量が多い社で上げ幅が大きくなります。中部は60円高の7,568円と転嫁できる料金の上限に達します。

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