東日本大震災・福島第1原発事故の発生から3年を控えた3月2日、名古屋市で「3・11さよなら原発in愛知 明日につなげる大集会」(同実行委員会主催)が開かれました。会場を熱気で包んだ1500人の参加者は、集会後に市内をパレードしました。
メーンステージには首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんも参加。地元や福島のゲストらを交えたトークで、どう若者たちを巻き込みながら反原連を立ち上げていったのか、その経緯を語りました。福島からのメッセージも紹介され、地元の音楽ユニット「マチルダ・マーチ」が脱原発の思いをこめた新曲「声を聞いて」を熱唱。参加者らも声をそろえて歌いました。
パレード出発を前に、参加者らはミサオさんの「廃炉に賛成!」「みんなで歩いて未来をつくろう」とのコールで喉をならし、もとむら伸子・日本共産党参院選挙区予定候補もマイクを握って市民らとともに街の中心街を練り歩きました。参加者らは沿道からの声援を受けながら「福島を忘れない。一緒に歩こう」と元気な声を張り上げました。
参加した女性(42)は「国は原発が大好き、米国のご機嫌取りばかり。なんであの人が勝手に国の顔になっているのか腹が立ちます。事故から3年たつけど風化させないように、機会があるたびにこれからも参加したい」と話しました。