原子力規制委員会は2月28日、福島第1原発周辺の空間の放射線量を継続的に測定している地点に関して、一部に住所や緯度経度の誤記が見つかったと発表しました。全地点について精査を行い、訂正作業をおこなうとしています。
規制庁によると、福島第1原発事故の当初にこの測定を担当していた文部科学者が、2011年9月と11月に測定位置のデータを公表しました。2013年から規制委にこの測定業務が引き継がれたことで、位置情報についても規制委がホームページ上などで掲載していました。
2月になって、実際の測定場所でのGPSデータとの間にズレが見つかったといいます。誤りは、同原発から20キロ以上の156の測定地点のうち、現在のところ1~2割と推定しています。