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浜岡地震・津波対策・・規制委の審査始まる

原子力規制委員会は2月27日、巨大地震の想定震源域に立地する中部電力浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)について、新規制基準への適合性を審査する初の公開会合を行いました。14日の中電の申請を受けたもので、この日は中電が申請内容の概要を説明しました。今後、規制委は1週間程度で審査の論点を提示します。

中電は東海地震や南海トラフ地震を念頭に、想定される地震の揺れ(基準地震動)を1200ガルに設定。一部の設備などは2000ガルに設定し、補強工事を進めているとしています。また、津波対策として高さ22メートルの防波壁を建設していることなどを説明。事故時に格納容器の圧力を下げるフィルター付きベント(排気)の性能なども報告しました。

規制委の島崎邦彦委員長代理は、プレート間地震の震源域が近接していて、発生確率が他の原発より高い。何が起こるのか、知見は限られている」と指摘。「既存の(地震想定)手法がどこまで通用するのか、データを使ってきちんと示してほしい」と述べました。

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