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配管弁をすべて施錠・・福島第1 汚染水漏れ東電が防止策

東京電力は2月28日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で100トンあまりの高濃度汚染水がタンクから漏れた問題で、再発防止策を発表しました。

水漏れは、満水状態のタンクにつながる弁が本来閉まっているはずなのに開いていたために起きたもの。今後、東電は配管の弁(約130ヵ所)をすべて施錠して管理。監視カメラに録画機能を追加し、数も増やします。だれが弁を操作したかなど、詳細は調査中としています。また、高水位の信号が出た場合にポンプを停止する設定を、予定のタンクだけでなく、全タンクを対象にします。

今回、水位の異常を示す警報が発生していたのに現場で確認しなかった点をふまえ、社内マニュアルを改訂。警報発生時の現場確認を盛り込みました。同原発の小野明所長は記者会見で「異常の兆候に対して鈍感だった」とのべました。

また東電は、汚染水が漏れたタンクにつながる配管の三つの弁のうち下流側の二つについて、「開いておく」指示を昨年(2013年)4月に出したと説明していましたが、当該の弁ではなくタンク同士の連結弁についての指示だったと訂正しました。水漏れが起きる前に当該の弁がどのような状態だったかはわかっていません。

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