関連予算、政党助成金より一桁少なく 火山災害として戦後最悪の犠牲者を出した御嶽山の噴火。世界有数の火山国・日本で、これから火山活動の活発期に突入する可能性が指摘されるなか、観測機器の維持や充実だけでなく、専門家の育成さ
原発
吉田調書が語るもの(15)・・事故対応、スイッチ押せば
※原子炉の冷却に海水を使うことにしたものの、直接くみ上げることができませんでした。 ─どこから取水するのか、考えていなかったのはなぜか。 「考えていないですよ。(中略)電源がなくなったとしても、時間的に何とかなると
福島第1トレンチ汚染水・・東電 凍結のみの止水断念 & 志賀原発破砕帯で専門家がデータ要求
東京電力は、福島第1原発の2、3号機タービン建屋から海側に延びる配管トレンチ(トンネル)にたまった高濃度放射能汚染水を抜きとる工事について、凍結のみによって止水する方針を断念しました。原子力規制委員会の専門家会合は10
福島の未来を語る・・生業訴訟原告団がシンポ
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団・弁護団は10月2日夜、「福島の過去・現在・未来を語る」シンポジウムを福島市の音楽堂で開きました。 映画監督の井上淳一さん、元東京電力社員の蓮池透さん、元NH
「原発ゼロ」「再稼働反対」・・全国で230カ所に 事故から3年半 定例行動広がる/“原発なくせ” 各地の行動
原発ゼロ、再稼働反対などを訴える全国の定例行動が、230カ所にのぼることが3日、本紙の調べでわかりました。このうち、100回を超えるところは約3分の1の76カ所になっています。2011年3月11日の東日本大震災と福島第
石炭火力発電売り込み 世界に逆行 安倍政権(中)・・水銀や毒性ガスの被害も
安倍晋三政権が世界に売り込んでいる日本の石炭火力発電をめぐり、インドネシアのバタン石炭発電建設計画が注目を集めています。 ■地元住民が反対 総事業費は約40億ドル(約4400億円)。ジャワ島中部のバタン県に200万キ
吉田調書が語るもの(14)・・最後は賭けですよ、消防車で注水
※今回、非常用炉心冷却装置などが機能せず、消防車を使って原子炉への注水が行われました。 ─中越沖地震後に配備された消防車やFPライン(消火系ライン。消火栓や送水口、配管、ディーゼル駆動ポンプなどで構成)
もんじゅ改革 約半年間延長・・原子力機構
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の点検漏れ問題などを受け、日本原子力研究開発機構は10月2日、昨年(2013年)10月から1年間の予定で進めてきた組織改革の報告書を文部科学省に提出しました。 報告書はもんじゅに
石炭火力発電売り込み 世界に逆行 安倍政権(上)・・地球温暖化に深刻な影響
安倍晋三政権が温室効果ガスを大量に排出する石炭火力発電を世界に売り込んでいます。欧米が撤退へとカジを切るなか、安倍政権の異常さが際立っています。 (佐久間亮) IHI(旧石川島播磨重工業)は9月、マレーシアのヌグ
「脱原発」ロックでメッセージ・・音楽フェス「NO NUKES 」
脱原発のメッセージを掲げた音楽フェス「NO NUKES2014」が9月29日〜10月1日夜、東京都内で行われ、3日間で約7500人が参加しました。 会場いっぱいの参加者は、かけ声や手拍子とともに音楽に体
東北電の再生エネ買い取り中断・・福島復興の根幹揺るがす/県議会意見書 国に対策求める
北海道、東北、四国、九州、沖縄の5電力が9月30日までに、再生可能エネルギーを固定価格で買い取る契約を中断することを決めた中で、福島県議会は9月定例会最終日の10月1日、東北電力の契約中断について復興と産業振興の根幹を
九電の再生エネ買い取り中断・・説明会1100人詰めかけ & 夏の節電期間終了
太陽光など再生可能エネルギーの発電事業者からの新規買い取りを中断した九州電力は10月1日午前、事業者向け説明会を福岡、大分両市内で開きました。説明会は6日まで九州各地で開催します。 福岡市の説明会では、出席者から出さ
川内村東部の避難指示解除・・福島 & 高性能アルプス試験を許可
東京電力福島第1原発から20キロ圏内で、避難指示解除準備区域に指定されている福島県川内村東部の避難指示が10月1日、解除されました。原発20キロ圏内の旧警戒区域での解除は、同県田村市都路地区に続き2側目。政府などは帰還
■汚染水「コントロールされている」
安倍晋三首相は10月1日の参院本会議で、東電福島第1原発から放出される放射性物質の影響について「全休として状況はコントロールされている」との考えを改めて示しました。民主・田中直紀氏への答弁。 首相は汚染地下水を海へ放
川内原発 地元の激変・・周辺自治体で再稼働批判相次ぐ
避難計画ないのに…■知事は思い直せ 安倍政権が全国の再稼働の突破口にと狙う九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の地元では、立地する薩摩川内市ばかりでなく、周辺の自治体でも住民の意識が激変しています。 (原田浩一朗)
吉田調書が語るもの(13)・・同時事故、自信持っていた
─今回のように複数の原子炉が同時に故障するのを考えなかったのか。 「3月11日までは私も考えていなかった」 ─なぜか。 「一つは、(新潟県の伯崎刈羽原発は中越沖地震で)同時にいった(トラブルを起こした)んです。同
東電に慰謝料を請求・・福島・川俣町避難区域外の180世帯
福島県川俣町の小綱木(こつなき)地区原発事故被災者の会(清野賢一=せいの・けんいち=会長)は9月30日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を行いました。 会見では、小綱木地区の住民180世帯、572人が東京電力に
東電の“切り札”安定遠く・・福島第1「ALPS」運転停止
新型フィルターでもトラブル 福島第1原発の高濃度放射能汚染水から放射性物質を除去する多核種除去設備(ALPS)が再三のトラブルで運転停止している問題は、ALRSの不安定性と汚染水処理の難しさをあらためて示しています。
福島の除染に違法派遣容疑・・暴力団組員ら逮捕 & 川内村一部 避難指示解除へ
兵庫県警暴力団対策課などは9月30日、労働者の派遣が禁止されている除染などの工事に作業員を派遣したとして、労働者派遣法違反容疑で、福島県二本松市、指定暴力団山口組系組員、浜野友章容疑者(33)や大阪府寝屋川市、人材派遣
買い取り中断続出・・「原発再稼働前提」の批判/政府も制度見直し検討
九州電力をはじめ、北海道、東北、四国の各電力会社が自然エネルギー(再生可能エネルギー)の買い取りを中断し、東京、関西、沖縄電力も制限を設けています(下の一覧)。「原発再稼働を前提にした自然エネルギーつぶしだ」と批判の声