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温室ガス排出削減目標 「30年までに40%減」・・EUが正式決定

 【パリ=島崎桂】欧州連合(EU)は3月6日、ブリュッセルで環境相理事会を開き、2030年までの温室効果ガス排出量を1990年比で「少なくとも40%削減する」ことを正式に決定、同日中に目標値を国連に提出しました。

COP21向け

 EUは昨年10月の首脳会議を通じ、40%削減目標で基本合意。今回の決定は同合意を具体化したものです。

 国際社会は、今年12月にパリで予定する国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)を通じ、2020年以降の温室効果ガス削減目標など、京都議定書(1997年に採択)に代わる枠組みづくりを目指しています。COP21での議論を前に、可能な国は今月中に目標を提出するよう求められていました。

 EUの行政府にあたる欧州委員会のカニェテ委員(気候行動・エネルギー担当)は会見で、「中国や米国、他の20カ国・地域(G20)がEUに続き、3月末までに目標を提出すると期待している」と述べました。

 フランスのロワイヤル環境相も「欧州は責任を果たした」と指摘。高水準の削減目標を提示したことで「世界をけん引できる」と評しました。

 今回の決定に先立ち、スイス政府は先月末、同じ期間で50%削減する目標を提出。同国のロイトハルト環境相は「野心的だが現実的な目標だ」と述べていました。

 温室効果ガス大量排出国の中国と米国はこれまでのところ、「30年まで排出量を維持」(中国)、「25年までに05年比26~28%削減」(米国)など消極的な目標に固執。日本政府は「20年までに05年比で3・8%削減」、90年比で約3%増となる「増加目標」を掲げています。

(「しんぶん赤旗」2015年3月8日より転載)

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