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津波想定が論点・・浜岡4号機審査/処理装置が再開・・福島第1

原発再稼働の前提となる規制基準への適合性審査で、原子力規制委員会は3月6日、審査会合を開き、中部電力浜岡原発4号機(静岡県)の審査上の主要な論点を示しました。規制委は中部電が示す地震や津波の想定について、予測の不確実性を十分織り込み、余裕のある想定をしているかどうかを重点的に審査するとしました。

申請で中部電は、東海地震や南海トラフ地震を念頭に、想定される地震の揺れ(基準地震動)を1200ガルに設定。地下の地盤の違いにより、一部の機器や設備は2000ガルに設定しました。また、内閣府の南海トラフ地震による津波想定に基づき、敷地前面で21・1メートルに達する可能性があるとして、22メートルの防波壁を建設しています。

規制委は、2000ガルの想定や範囲が正しいかどうかを、地下のデータなど具体的根拠で説明することなどを求めました。

処理装置が再開・・福島第1

東京電力福島第1原発で汚染水から放射性物質を減らす装置「ALPS(アルプス)」で警報が嗚り、3系統のうち1系統の運転が停止した問題で、東電は3月6日、運転を再開したと発表しました。汚染水を送るポンプの電源機器の異常が疑われたが、故障ではないと判断したためで、同日午前4時5分に運転を再開しました。

東電によると、ポンプの電源機器は汚染水の処理量を少なくすると強い負荷がかかり、一定時間負荷が継続すると、機器故障を防ぐため、自動的に電源が落ちる仕組みになっています。

警報は3月5日午後5時40分に鳴りましたが、東電はこれに先立ち、アルプスのフィルターを洗浄する作業を行うため、処理量を減少していたといいます。

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