日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 大飯3、4号機差し止め訴訟 地震想定の過小評価指摘・・福井地裁で原告

大飯3、4号機差し止め訴訟 地震想定の過小評価指摘・・福井地裁で原告

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に対し、県内外の住民189人が運転差し止めを求めた裁判の第7回口頭弁論が3月5日、福井地裁(樋口英明裁判長)で聞かれました。

審理の焦点を、冷却機能の確保と使用済み核燃料プールの脆弱(ぜいじゃく)性の問題に絞ることになり、次回の3月27日に結審することが決まりました。

裁判所は、想定を超える地震がこの10年足らずの問に5回起きているという原告側の指摘に関心を示し、「5回(想定の)結論を誤ったということだ」として、大飯3、4号機についても同様の想定手法ならば「設計が正しいという根拠はどこにあるのか」と問題提起しました。

原告側は、関電の想定が実際より過小評価していると指摘。大飯原発から約7キロに住む小浜市の世戸玉枝さん(66)が意見陳述し「目先の利益より、これからの子どもたちの命を守ることが、おとなの責任」と訴えました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です