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東日本大震災3年・・福島の教育復興へ交流 教育団体がシンポ

福島県の市町村教育委員会、PTA連合会、福島大学などの教育団体がつくる「大震災後の福島県の教育復興を進める会」は3月8日、福島市で「福島の未来を創る」をテーマに第3回のシンポジウムを開きました。

三浦浩喜・福島大学教授は、中高生を地域復興の担い手に育てようという「OECD東北スクール」の活動を報告。2年間の活動のなかで、子どもたちは、好奇心、発想力、チームワーク力などを高めたと実感し、その成長の要因は他地域や異学年との交流などスクールの活動だったと思っていると紹介しました。

同スクール伊達市チームの高校1年生4人は、放射線と風評被害に悩む家族や地域を直視し、地域を元気にする、特産フルーツの新商品「伊達の恵み」ゼリーを苦労して開発し、8000セットを販売した経験を報告。

「高校生にこんなことができるだろうかという不安を乗り越えられたのは、スクールでの学びがあったからです(佐藤優里奈さん)、「リーダーシップ、行動力、創造力などスクールで学んだことがいきました」(竹山杜夢さん)と話しました。

福島大学の学生2人は、小学校での5ヶ月間のボランティア活動を報告。原田東さん(22)は「つねに子どもの成長を軸として考えられる教員として成長していきたい」と語りました。

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