東京電力福島第1原発事故から3年を目前にした3月8日、「原発のない福島を! 県民大集会」が福島県郡山、福島、いわき3市を会場に開かれ、全国各地からの参加者も含めて5300人が集いました。
福島県労連や民主団体、日本共産党などでつくる、ふくしま復興共同センターも入った幅広い実行委員会が主催。2012年3月11日に初めて開催し、今回が3回目です。
郡山市・ユラックス熱海のメーン会場では五十嵐史郎実行委員長が主催者あいさつし、双葉郡8町村が初めて後援団体に入ったことが紹介されました。呼びかけ人13氏を代表して清水修二氏(福島大学教授)があいさつ。大江健三郎氏が連帯発言しました。
この後、避難者や若者が発言。浪江町から郡山市に避難している男性は、県内他市に住宅を新築中だとのべ、「埼玉に避難し急速に老いた両親を早く迎えたい。故郷を捨てるのは苦渋の選択」と訴えました。
郡山市から兵庫県に中学2年生の娘と2人で避難している女性は「守るべきは娘の健康であり、命という思いに至り、避難を決断した。わけ隔てなく支援してほしい」と発言。高校1年生の女子生徒は「日本は原発に頼ってはいけない。福島に原発はいらない」と訴えました。
最後に集会宣言を採択しました。