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「撤去なら原発こそ」・・経産省前テント 2月26日判決に抗議

「どんな判決が出てもこの運動は続いてゆく」とのべる渕上太郎代表(左端)=2月23日、東京・霞が関の経済産業省前
「どんな判決が出てもこの運動は続いてゆく」とのべる渕上太郎代表(左端)=2月23日、東京・霞が関の経済産業省前

 東京・霞が関の経済産業省前で市民が「脱原発」を求めて座り込みを続ける「経産省前テントひろば」に対し、国が撤去などを求めている裁判で、東京地裁は裁判を一方的に打ち切って26日に判決を出そうとしています。テントひろばのメンバーは23日、抗議の記者会見を行いました。

 テントは2011年9月11日に市民が設置。国は13年3月にテントの代表者2人を相手に提訴しました。東京地裁は今月16日、被告側に突如裁判を打ち切り、26日に判決を行うと通知しました。

 会見でテントひろばの渕上太郎代表は、「国は経産省の喉元に突き刺さるトゲを取り除きたいのだろうが、どんな判決が出てもこの運動は続いてゆく」とのべました。

 被告側弁護団の大口昭彦弁護士は、「国はテントを破壊して原発再稼働の決意を示そうとしている」と強調。国民主権、表現の自由などに照らしてテントには正当性があるとのべました。

 東京電力福島第1原発がある福島県双葉町から東京都港区に避難中の亀屋幸子(ゆきこ)さん(70)は、「私がつらさを乗り越えられたのはテントのみなさんのおかげ。撤去と言うなら原発を撤去してほしい」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2015年2月24日より転載)

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