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玄海原発 再稼働延期/3号機 弁から蒸気漏れ

九州電力は3日、定期検査中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)について、検査のために使用した弁の不具合があり、予定していた4日の再稼働を延期すると発表しました。

 九電などによると、「主蒸気系統」と呼ばれる、タービンに蒸気を送る系統の検査で一時的に使用した弁が閉まりきらず、わずかに蒸気が漏れていることを確認。弁の点検を行うため、工程を見直すことにしました。現在は別の弁によって漏れは止まり、漏れた蒸気には放射性物質は含まれておらず、環境への影響はないといいます。

 同原発では先月、協力会社の男性作業員の1人が検査中に放射性物質を体内に取り込む内部被ばくをしたことを発表しています。

(「しんぶん赤旗」2025年6月5日より転載)