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規制委 高浜原発の「適合」決定 「無謀な判断」怒りの声・・藤野衆院議員 撤回求め談話

 原子力規制委員会は2月12日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、再稼働の前提となる新規制基準に「適合」とする審査書を決定しました。規制委の決定は、九州電力川内原発1、2号機に続いて2件目です。各地から「再稼働ありきの決定」「無謀な判断」と怒りの声が上がっています。日本共産党の藤野保史原発・エネルギー対策委員会事務局長(衆院議員)が撤回を求める談話を発表しました。


15-0-13takahama 規制委の決定は重大な事故が起これば犠牲を強いられる住民の避難計画を審査の対象にしないなど無責任で問題だらけです。高浜原発の場合、川内原発と異なり、避難計画が必要な半径30キロ圏が福井、京都、滋賀の3府県にまたがり、ただちに避難が必要な5キロ圏内に京都府舞鶴市の一部も含まれます。

 規制委は昨年12月17日に審査書案を取りまとめ、一般から意見募集。30日間で3615件の意見が寄せられましたが、言葉の修正以外、大きな変更はありませんでした。

 田中俊一委員長はこの日の会合で、寄せられた意見について「(地震など)外部要因、重大事故、それに防災関係にご懸念が非常に強いことが分かった」と述べました。しかし、避難計画を審査の対象にするよう求めた意見に対し、規制委の回答書は「法に基づき、対応が講じられている」と、まともに答えていません。

 また、高浜原発が立地する福井県には関電大飯原発、同美浜原発、日本原子力発電敦賀原発、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」など原子力施設が集中して立地しています。このため、「地震、津波などによる同時多発原発事故を考慮すべき」などの意見が寄せられましたが、回答書は、基準では各原発で独立して事故対応にあたることにしているとするなど、疑問や意見に耳を傾けていません。

 審査の終了には、詳しい工事計画に関する認可など二つの手続きが今後、必要です。また、運転までには使用前検査を実施します。

「再稼働ありき」撤回を・・高浜原発「審査書」決定 藤野議員が談話

 原子力規制委員会が関電高浜原発の審査書を正式決定したことについて、日本共産党原発・エネルギー対策委員会の藤野保史事務局長(衆院議員)が12日発表した談話は、次の通りです。

 原子力規制委員会は、本日、関西電力・高浜原発3、4号機が「新規制基準」に適合しているという「審査書」を正式決定しました。活断層、避難計画、MOX燃料の危険性や集中立地の問題など、まともな検討もないまま決定されたものであり、断じて認められません。「再稼働先にありき」の決定はただちに撤回すべきです。

 高浜原発は、昨年5月、福井地裁から運転差し止めを命じられた大飯原発のすぐ近くにあります。大飯判決の運転を差し止めた福井地裁の主張は、その多くが高浜原発にもあてはまります。再稼働など到底許されません。

 一昨年9月に大飯原発が稼働停止して以来、日本では510日以上、「稼働ゼロ」が続いています。どの世論調査でも再稼働反対が多数です。今後も、「地元の同意」など多くのたたかいがあります。日本共産党は、全国の皆さんと力をあわせて、再稼働をストップし、「原発ゼロの日本」を実現するために全力を尽くします。

(「しんぶん赤旗」2015年2月13日より転載)

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