関西電力が美浜原発（福井県）の新増設に向け、中断していた地質調査の再開を発表したことに抗議する緊急行動が２日、大阪市中之島の関電本店前で行われました。主催は「老朽原発うごかすな！実行委員会」。駆け付けた多くの市民が「原発新増設ゆるすな」「美浜での地質調査やめろ」とコールしました。

　福井・小浜の明通寺住職の中嶌哲演（なかじま・てつえん）氏は「いち仏教者、地元住民として怒り心頭です。１９７０年、美浜１号機が大阪万博で『原子の灯』をともし、関電は華々しく原発デビューしました。以来、半世紀近く原発の電力を消費してきた関西のみなさんに、原発を止めるために何をしたらいいかをともに考えていただきたい」と訴えました。

（「しんぶん赤旗」2025年8月4日より転載）