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川内村東部の避難指示解除・・福島 & 高性能アルプス試験を許可

 東京電力福島第1原発から20キロ圏内で、避難指示解除準備区域に指定されている福島県川内村東部の避難指示が10月1日、解除されました。原発20キロ圏内の旧警戒区域での解除は、同県田村市都路地区に続き2側目。政府などは帰還支援策を本格化させます。

 また、20キロ圏内の居住制限区域は同日、準備区域に再編されました。

 川内村東部の人口は解除対象地域が139世帯275人、居住制限区域から準備区域になる地域が18世帯54人(6月1日時点)。帰還の意向調査は行われていませんが、生活環境が復旧していないことなどから、即時に帰還するのは、9月25日時点で川内村に長期宿泊している22世帯48人ら一部にとどまるとみられています。

 福島第1原発20キロ圏内の川内村東部は12年4月に立ち入り禁止の旧警戒区域が解除され、日中の立ち入りが可能な避難指示解除準備区域と居住制限区域とされました。除染が一巡したことを受け、14年4月26目からは準備区域で解除に向けた長期宿泊が認められていました。

 

高性能アルプス試験を許可・・規制委

 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で問題となっている高濃度放射能汚染水からトリチウム(3重水素)以外の放射性物質を十分に低い濃度まで除去することを目的にした高性能の多核種除去設備(アルプス)の性能確認試験を行うことを9月29日に許可されました。10月1日の原子力規制委員会の定例会合で報告されました。

 福島第1原発では、建屋地下に流入する地下水によって汚染水が増大し、貯蔵するタンクも切迫しています。

 このため東電は、建屋地下にたまった汚染水から放射性セシウムを除去した後、残る放射性ストロンチウムなどの放射性物質を除去するアルプスの試運転を昨年から続けています。各1日250トンの処理能力で、3系列運転。しかし、腐食やフィルターの劣化などで予定外の停止を繰り返しています。除去性能の目標も達成できていません。

 高性能アルプスの処理能力は1日500トンで、既設のアルプスでトラブルが続発している化学処理による沈殿とフィルター除去などの工程はありません。ただし、アルプス同様、トリチウムは除去できません。

 また東電は、処理能力を高めるために、アルプスと同程度の性能を有する増設アルプスの運用を予定しており、3系統のうち2系統が試運転に入っています。

(「しんぶん赤旗」2014年10月2日より転載)

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