東京電力福島第1原発の2号機タービン建屋から海側へ延びる地下トンネル(トレンチ)にたまっている高濃度放射能汚染水を取り除くため、建屋とト
レンチの接続部分を凍結して止水する工事が難航している問題で、東電は7月28日、凍結を促進するためトレンチに氷の本格投入を始めました。東電によると、この日投入した氷の量は約6トン。24日に試験的に投入した2トンと合わせ、計約8トンとなりました。
一方、ドライアイスは25日に約6リットル試験投入しましたが、狭い投入口に合わせて細かく砕いて投入したことで水にふれた時にガスが多く発生。その影響でドライアイスが浮き上がり、本来の目的であるトレンチ底部の冷却が行えないことがわかりました。東電はドライアイスを沈める方法を引き続き検討するとしています。
(「しんぶん赤旗」2014年7月29日より転載)