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ご当地電力サミット 太陽光・小水力・地熱・温泉熱・・中小企業経営者ら交流

経済界からも脱原発・再生可能エネルギーを推進しよう−。そんな考えで昨年(2012年)3月に設立した「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」(鈴木悌介世話役代表)。5月11日に東京都内で総会・全国ご当地電力サミットを開き、中小企業の経営者など約80人が参加しました。

地域主導で再生可能エネルギ一に取り組む″ご当地電力″が四つの地域から登場し、自らの活動を紹介しました。

小田原・・【ほうとくエネルギー株式会社(神奈川県小田原市)】

小田原市の小学校など4施設の屋上と民有地を利用した太陽光発電に取り組みます。地元企業24社が出資し、市民からの出資も募ります。副社長の志澤昌彦さんは「大企業によるメガソーラーばかりでは利益はみんな東京にいってしまう。地域のお金を地域で循環させることが大事」と語りました。

静岡・・【しずおか未来エネルギー株式会社(静岡市)】

日照条件が全国トップクラスの静岡市。″みんなで創る地域発電所″を合言葉に、市民出資を募り、市や地元金融機関の協力を得て、約50キロワットの太陽光パネルを動物園や運動公園など5カ所(予定も含む)に設置。6月から発電が始まります。「地域プロジェクトがひとまず形にできてホッとしています」と代表取締役の服部乃利子さん。

会津・・【会津電力(福島県)】

「原発事故にあった福島でこそ、原発によらない自立した地域づくりをすすめる決意を固めている」。そう力強く発言したのは会津自然エネルギー機構の遠藤由美子さん。太陽光や小水力など地域の特性に合わせた発電を行う「会津電力」をこの夏にも発足する予定です。「小さな取り組みでも始めることで″福島ここにありき″を示したい」

熊本・・【熊本県】

地熱・温泉熱が豊かな同県。昨年(2012年)8月、産官学で「地熱・温泉熱研究会」を立ち上げました。同県エネルギー政策課課長の山下慶一郎さんは「大事なのは先に開発ありきでなく、地域の産業振興につなげること」と強調します。県内27カ所で計画されているメガソーラーのうち県内資本はたったの6カ所。「くまもと県民発電所」構想で、地産地消型メガソーラーも計画中です。

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