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くみ上げ地下水・・セシウム濃度 東電二転三転

東京電力は6月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でくみ上げた地下水に含まれている放射性セシウムの濃度は以前発表した値の10分の1程度だったと発表しました。同社で改めて行った分析や社外機関の分析結果をふまえて修正したとしていますが、測定結果が二転三転しており、どれが信頼できる値なのか疑問が残ります。

くみ上げてタンクに一時貯蔵している地下水を4月16日に採取して分析を行った結果、1リットル中にセシウム134が0・22ベクレル、セシウム137が0・39ベクレルで、合わせて0・61ベクレル含まれていることが明らかになりました。

東電は、タンクの地下水を6月4日に採取して分析し直した結果1リットル中のセシウム134が0・020ベクレル、セシウム137が0・035ベクレルだったとしています。また、社外機関で分析してもらった結果も同様の値を示したといいます。

東電は最初の分析結果についてコンタミネーション(汚染物質の混入)が発生したためと推定。放射性セシウムの濃度は6月4日に採取して分析した値が正しかったとしました。

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