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湯気周辺 2170ミリシーベルト・・福島第1

最大で毎時2170ミリシーベルトの放射線量を測定した3号機原子炉建屋5階の現場(東京電力提供)
最大で毎時2170ミリシーベルトの放射線量を測定した3号機原子炉建屋5階の現場(東京電力提供)

東京電力は7月24日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)3号機原子炉建屋5階中央付近から18日以後湯気のようなものが見えていた問題で、湯気の上がった場所や、格納容器の上に当たる箇所の放射線量を、遠隔操作式クレーンを使って測定した結果を発表しました。床面から高さ1メートルのところでしたが最大の値は毎時2170ミリシーベルトありました。その場に数時間とどまれば大多数が死ぬとされるレベルです。

湯気は格納容器と機器を貯蔵するプールの間あたりから上がっていました。この付近36カ所で放射線量を測定したところ、湯気の出ている部分では毎時562ミリシーベルト、最小値でも毎時137ミリシーベルトでした。

東電はこれまで3号機原子炉建屋5階の放射線量の測定を定期的に行っており、値は毎時約500ミリシーベルトだったとしています。格納容器の上を集中的に測定したのは初めてだといいます。

3号機原子炉建屋5階ではがれきの撤去作業が進められていますが、放射線量が高いため、無人の機器の遠隔操作で行われています。3号機建屋内は1号機、2号機に比較しても放射線量が高く、昨年11月にロボットを使った放射線測定では1階で毎時4780ミリシーベルトを検出しています。

3号機は事故時、プルトニウムとウランの酸化物の混合燃料を使うプルサーマル運転をしていました。

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