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規制委、データ公表の仕方を“吟味”へ・・放射能汚染水 国際的に誤解

原子力規制委員会は9月5日、東京電力福島第1原発で貯留タンクから大量に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が漏れるなど深刻化、国際社会に大きな影響を与えている汚染水問題に対し、「(東電の発表は)誤解を与える」などとして、規制委としてデータの公表のあり方を検討することを決めました。他の委員からは、発表を制限するのかと疑問も出されました。

田中俊一委員長は「東電は情報を吟味もしないで出して、国際的な大混乱を起こしている。これをただすところから始める必要がある」などと述べました。

大島賢三委員は「東電は数字を発表しないということか。規制庁がチェックしたものを東電が出すしくみなのか」と疑問を呈し、田中委員長は「(東電の発表を)止めたりはできません」と答えました。

情報発信を担当する中村佳代子委員は「東電のデータに信頼性はない。(東電のような)発表の仕方はしない」と述べました。

定例会後の会見で、田中委員長は「(タンクから300トンが)ほんとに漏れたのか、どこに漏れたのかわからない印象がある」と述べました。

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