「市民・地域共同発電所全国フォーラム2013」(京都市、同実行委員会主催)は2日目の9月22日、約230人の参加者が四つの分科会に分かれて交流しました。
分科会「市民共同発電所の作り方」では、実際に太陽光発電所を作り、運営している東京の「えどがわ市民発電プロジェクトえど・そら」、兵庫 の「新エネルギーをすすめる宝塚の会」、福井の「エコプランふくい」、大阪の「自然エネルギー市民の会」が報告しました。資金形態や規模、工夫もさまざまな事例に参加者は熱心に聞き入りました。会場からは「保育園の屋根に乗せる予定」「理解ある牧場主の協力を得て計画中」など、これから設置するとの発言も続きました。
メガソーラーや大型風車が各地に進出するなか、自然エネルギーに関する条例を制定する自治体も生まれています。 別の分科会では、行政や金融機関も参加し、自然エネルギーを地域に生かす仕組みなどを討論しました。
参加者は「市民•地域共同発電所づくりを進め、地域社会の自立的発展を実現しよう」とのアピールを採択。大阪市から参加した高瀬悦子さんは、生協店舗の屋根を使った市民発電所をNPOで準備しています。「どんな形態があるのか、どう資金を集まるのか、などの具体的な話しが多く、とても参考になりました。小規模な〝できちゃた発電〟をどんどん広げて、原発に依存しない社会をつくりたい」と話していました。