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東北電力が女川原発(宮城県女川町、石巻市)の敷地内に設置を計画している「乾式貯蔵」施設の問題で6日、設置に反対する市民団体が宮城県と女川町、石巻市を訪れ、東北電力の事前了解に同意しないよう申し入れました。
石巻市では、申し入れ書を渡邉伸彦副市長へ手渡しました。「子どもの健康を考える会・いしのまき」の斉藤みや子共同代表が、老朽原発の事故のリスクや使用済み燃料が増え続ける問題などを挙げて(1)回答する前に住民説明会を開くこと(2)「乾式貯蔵」施設の設置に「不同意」とすることを求めました。
参加者の男性が「市は基本的に市外へ搬出させる考えか」と問うと、渡邉副市長は事業者の搬出計画に基づき市外へ搬出されるとの認識を示しました。男性は「最終処分場にされる心配がある。市は『搬出先が不明確なものは受け入れられない』という立場を貫いてほしい」と訴えました。
原発問題住民運動県連絡センターの中嶋廉世話人が、市外への燃料搬出を促すために市が導入を検討する核燃料税について「効果は期待できない」と語り、渡邉副市長は市長に伝えますと返答しました。
(「しんぶん赤旗」2025年2月7日より転載)