日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 女川再稼働 住民望まず・・女性議員有志の会 宮城県に声届けて 立地自治体に要請

女川再稼働 住民望まず・・女性議員有志の会 宮城県に声届けて 立地自治体に要請

菅原副市長に要望書を手渡す福島氏ら=30日、宮城県石巻市

 東日本大震災で被災した東北電力女川原発2号機の再稼働をめぐり、宮城県内の超党派の県・市町村議会の現・元議員62人でつくる「女川原発再稼働ストップ! みやぎ女性議員有志の会」は10月30日、立地自治体の女川町(須田善明町長)、石巻市(亀山紘市長)に住民の意見を聞き、県に届けてほしいと要望書を提出しました。

 日本共産党の福島かずえ、「みやぎ県民の声」の遊佐美由紀(立憲民主党)の両県議が要望書を手渡しました。自民、公明が県議会で再稼働反対の請願を否決、賛成の請願を可決したが、趣旨説明や意見陳述も行われないままで、「熟議」と言えないと批判。「自治体がしっかりと住民の意見を聴取し、県に住民の思いを届けてほしい」と求めました。

 「『再稼働賛成』は決して町民過半数の声ではない」と日本共産党の阿部律子町議は強調。水沢冨士江党市議は「住民の声と議会の議決結果とがかい離している。市長は未来に禍根を残さない判断を」と訴えました。

 遊佐県議は「世界に誇れる再生可能エネルギーのまちづくりを期待する」と述べました。

 阿部明彦副町長、菅原秀幸副市長がそれぞれ応対し、町・市長に伝えると答えました。

(「しんぶん赤旗」2020年11月1日より転載)