首都圏反原発連合(反原連)は10月30日、首相官邸前抗議を行いました。菅義偉政権は、世論に押され、東京電力福島第1原発事故による汚染水の海洋放出の決定を見送り。一方、菅首相は代表質問で原発推進に固執する立場を改めて示しました。参加者は、「菅義偉は原発やめろ」「再稼働反対」「海洋放出、絶対反対」と訴えました。
千葉県神崎町の男性(72)は「漁民も反対の声をあげているなか、汚染水を海に流すなど許せない」と語ります。あくまで原発推進に固執する菅首相について「国民の声は原発ゼロです。世界でも原発をやめるのが大きな流れです。引き続きここで声をあげていきたい」と話しました。
参加者は、自民党の世耕弘成参院幹事長の「原発の新設を含めた検討が必要」との発言や東北電力が狙う女川原発(宮城県)の再稼働にも抗議しました。
(「しんぶん赤旗」2020年10月31日より転載)