九州電力川内(せんだい)原発が立地する、鹿児島県薩摩川内市の住民らでつくる「川内原発建設反対連絡協議会」は9日、九電が太陽光発電の出力制御を繰り返している問題について、池辺和弘社長宛てに、原発を停止して再生可能エネルギーの出力制御を行わないよう求める申し入れを行いました。
メンバーら13人が川内原子力発電所展示館を訪れ、濵田寛・環境広報担当次長に申し入れ書を手渡しました。
鳥原良子会長は、日本で初めて再生可能エネルギーを制御するという住民の意向と逆行することを行ったと指摘し、「電力が余るなら、原発を止めるべき」だと訴えました。
申し入れ書では▽エネルギー供給力が需要を上回る場合は原発を止めて供給バランスをとる▽川内原発1基を早急に停止する▽再生可能エネルギーを推進する▽再生可能エネルギーによる余剰電力を蓄電するための蓄電設備を早急に設置して電力の安定供給を図る―ことを求めています。
日本共産党の井上勝博市議も参加しました。
(「しんぶん赤旗」2018年11月11日より転載)