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止水材劣化か・・汚染水漏えい問題/海側井戸で、210万ベクレル観測

止水材劣化か・・汚染水漏えい問題/海側井戸で、210万ベクレル観測

東京電力福島第1原発で、放射能汚染水を貯蔵するタンク群を囲む二つのせきにたまった水が最大で225トン漏れた問題で、東電は12月27日、コンクリート製のせきの継ぎ目をふさぐ止水材が劣化していた可能性が高いと発表しました。東電は「劣化は想定していなかった」と説明。汚染水をめぐる対応の不備が続いています。

東電によると、目視では水漏れが見つからず、コンクリートにもひび割れはありませんでした。新しい止水材で継ぎ目をふさぎ、内側に水を張ったところ水位は低下せず、漏れた水は劣化した止水材から地中に染み込んだとみられます。東電は今後、せき周辺の土壌を回収するとしています。

東電は防水のため、せき内側の塗装を進めていますが、漏水が判明した四つのせきは塗装が終わっていませんでした。うち二つは既に、止水材の劣化やコンクリートのひび割れが判明しています。

 

福島原発海側井戸・・210万ベクレル検出

東京電力は12月27日、福島第1原発1、2号機間海側の観測用井戸で26日に採取した地下水から1リットル当たり210万ベクレルの全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)を検出したと発表しました。海側の地下水では最高値です。

これまでの最高値は、同じ井戸で19日に採取した水の同190万ベクレルでした。この井戸で高い値が検出される原因について東電は、近くで地下水をくみ上げていることが影響しているのではないかと推測していますが、よくわかっていません。

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