北海道内の反原発団体や環境団体、経済団体など52団体でつくる「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」が5月14日、札幌市で結成され、33団体から55人が集まりました。
北海道電力は、1~3号機の全原子炉が停止している泊原発(北海道泊村)を再稼働させようと懸命で、原子力規制委員会が適合性審査を行っています。
北海道の未来を拓(ひら)く会の新藤大次郎会長は、泊原発がひとたび事故を起こせば全道が放射性物質で汚染されるとして、「命と生活を脅かす再稼働は容認できない」と話しました。
Shut泊の川原茂雄代表(札幌学院大学教授)が、連絡会結成に至るまでの経過と連絡会の原則を報告。泊原発の廃炉をめざす会の市川守弘共同代表が規約案を提案し、満場の拍手で承認されました。
新たに代表に選出された市川氏が、高橋はるみ道知事への要望書と原子力規制委への要請書を説明し、当面の活動を提起しました。
札幌市豊平区の女性(62)は「福島原発事故で、核と人間は共存できないことが改めてわかりました。核のゴミを子や孫に残さないため、日本の原発を止めたい」と話しました。
(「しんぶん」赤旗2017年5月16日より転載)