■4月14日 1〜4号機の建屋周囲の井戸などからくみ上げた汚染地下水を処理して海に放出する「サブドレン計画」で、2系列化のために新設した浄化設備の運用を開始しました。豪雨時には、処理前の地下水をためるタンク容量が不足していることから、今後、タンクなども増設し、汚染地下水の処理能力を最終的に1日当たり約1500トンに倍増する計画です。
■同日 高濃度の放射能汚染水をためていたタンク(G1エリア)からの残水の移送計画を東電が公表。地下に埋設されているタンクから、耐圧ホースを使って空気圧で汚染水を抜き取り、鋼製仮設プールを経て、G3(北)エリアの汚染水タンクに移送します。作業は17日に開始し、7月下旬ごろまで実施予定。残水は汚染水タンク71基に計約6200トン。1リットル当たり約30万ベクレルの全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が含まれています。
(「しんぶん赤旗」2017年4月16日より転載)