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東海第2原発の基準地震動了承・・規制委 & 漏電ケーブル 接続部が破裂・・東電PG

東海第2原発の基準地震動了承・・規制委

 原子力規制委員会は11月11日、日本原子力発電の東海第2原発(茨城県東海村)に関する新規制基準の適合性審査の会合を開き、日本原電が示した、耐震設計の目安になる基準地震動(考慮される地震の揺れ)をおおむね了承しました。東京電力福島第1原発と同型の沸騰水型原発で基準地震動が了承されたのは東電柏崎刈羽原発6、7号機に次ぐ2例目。

 日本原電は2014年5月の審査申請時、従来の最大600ガル(ガルは加速度)から最大901ガルに引き上げました。審査で、東北地方太平洋沖地震の強い揺れが起きる領域の位置を考慮し、最大1009ガルに引き上げました。東海第2原発は1978年に運転を開始した老朽原発。同地震の津波で非常用発電機が故障するなど被災した原発です。別の審査で、施設内で燃えにくいケーブルを使っていないため、火災防護対策が大きな議論になっています。

(「しんぶん赤旗」2016年11月12日より転載)

 


漏電ケーブル 接続部が破裂・・東電PG

 東京都内で10月に起きた大規模停電をもたらした埼玉県新座市の地下送電施設の火災について、東京電カパワーグリッド(PG)は11月10日、地下トンネル内に設置された送電ケーブル1本の接続部の銅製カバーが、漏電で内側から圧力を受けて破裂したなどとする調査報告書を経済産業省に提出しました。漏電で絶採用の油に引火したとしています。

 18本あるケーブル接続部を調べたところ、ケーブル1本が最初に漏電を起こしていました。漏電時のエネルギーで膨張しカバーが破裂したとみています。

  周囲にある他のケーブルには同様の痕跡は見つからず、同社は漏電で発生した火災が広がり、周囲のケーブルを損傷させたと推定しています。

(「しんぶん赤旗」2016年11月12日より転載)