首都圏反原発連合(反原連)は11月11日、「原発時代終了 このまま止めろ」のスローガンを掲げ、「拡大版」の首相官邸前抗議を行いました。3000人(主催者発表)が参加。「安倍政権は原発反対の国民の声を聞け!」と訴えました。「日印原子力協定反対」とのプラカードを掲げる人もいました。
主催者あいさつで、反原連のミサオ・レッドウルフさんは「新潟県知事選で再稼働に反対する米山隆一さんが当選したことに励まされている。衆院選では、野党が安倍政権への対立軸として脱原発を掲げることが大事だ」と語りました。
中沢けい(作家)、香山リカ(精神科医)、西谷修(「立憲デモクラシー」呼びかけ人)の各氏らがスピーチ。中沢氏は「みなさんが声をあげてきたことで自然エネルギーの発電が増加してきた。みなさんの努力が確実に時を前に進めている」と語りました。
原発をなくす全国連絡会の小田川義和氏(全労連議長)、さようなら原発1000万人アクションの落合恵子氏(作家)があいさつしました。
日本共産党、民進党、社民党、自由党の代表がスピーチしました。共産党から笠井亮衆院議員、吉良よし子、岩渕友の両参院議員が参加。笠井氏は「市民と野党の共同で安倍政権をノックアウトして、原発ゼロの社会を実現しよう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2016年11月12日より転載)